小説「ののはな通信」三浦しをん

 

角川書店

 

ミッション系の女子高に通う親友同士の四半世紀に及ぶ大河ドラマ。

それが手紙・メールという書簡集という形式のみで語られる。

ということは、それぞれの主観があり、それぞれの文体があり、

女子高生であり、40歳を超えたオバサンであり、

ピッチャーであり、キャッチャーであり、

その描き分けの素晴らしさだけでも一読の価値あり。

なかなかに女性にしかわからないだろう箇所はありますが、

オジサンの私が読んでも涙してしまったところもありました。

特に女性の皆さんは読むべき一冊だと思います。

 

クローバー85点

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