「BECK」


監督:堤幸彦 脚本:大石哲也 原作:ハロルド作石

出演:水嶋ヒロ、佐藤健、向井理、桐谷健太、中村蒼、

    忽那汐里、松下由樹、中村獅童ほか


テレビ放映


出演者の中での一番手は水嶋ヒロになってますが、

これってコユキ(佐藤健)の映画じゃないの?

原作を読んでないので、どうなってるのでしょう?

キャストはみんなそれぞれの役柄に合ってました。

アマチュアバンドのサクセスストーリーで、

よくあるっちゃよくある話でした。

コユキ(佐藤健)の歌声が、とても素晴らしく、

聴く人すべてを虜にする、というシーンが何度かあるのですが、

全部が全部メロディだけで、歌声をカットしているのです。

なんで?

最後のライブシーンまで取っておこうという演出なのかと

思っていましたが、その最後のライブでも歌声なし。

なんで?

佐藤健の歌声がいまいちというわけではなく、

観客の想像に委ねたい、という演出なのでしょうけど、

そんなことにいったい何の意味があるのでしょうか?

音楽で夢をつかむために努力している若者たちを描いた映画なのに、

「逃げた」としか思えませんでした。

逃げずに真っ向から勝負してほしかった……。


わんわん30点