立春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日が続く2月
陽の気が盛んになり始める春に向けて脾胃にやさしく体を温め肝虚するを保護する薬膳鍋
【材料】
スティックセニョール 甘平 肝 脾 胃 腎に入る
鯖 甘酸温 脾胃に入る
白菜 甘平 胃 大腸に入る
椎茸 甘平 胃 肝に入る
シメジ 甘平 腎 肺に入る
舞茸 甘平 脾に入る
豆腐 甘寒 脾 胃 肝に入る
かぼちゃ 甘温 脾 胃に入る
生姜 辛温 脾 胃 肺に入る
味噌 甘鹹温 脾 胃に入る
※干しシイタケとカツオで出汁をとる
※自家製味噌は、上郡産黒豆と井戸糀(たつの市)と海の精を使い昨年仕込んだもの
味噌は、二温一寒が相和し相助け、熱に合うと涼にし、寒に合うと暖にし、強は和らげ、弱は壮にし、急は緩くし緩くは固くし、上下左右通達せずということがない。
糀の甘温は、胃に入って食および諸積を消化して閉塞せしめず、元気を運び血のめぐりをよくする。
塩の鹹寒は、心腎肺脾肝に作用して気血を収め、筋骨を益し毒を解し血を涼にし乾きを潤し、痛みを鎮め、かゆみを止め、また能く食欲を引き出してくれる。(本朝食鑑より)
脾胃に栄養を与え体を温め肝を補い腸の働きを助けることは冷えの改善だけではなく免疫力も高めるので、日々病に負けない体づくりに役立つ。