今年も「東日本大震災を忘れない」展をはじめました | 紙風船

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中学校と高校で社会科を教えています(いました)。街探検や銭湯が大好き。ピクトグラムや珍しいものが好き。でも一番の生きがいは、子どもたちに「先生の授業、たのしい」と言ってもらえることです。

3月11日,今年も勤務校で

「東日本大震災を忘れない」展をはじめました。

展示の中心は,

2011年震災発生の翌12日から1週間ほどの新聞です。

ボクは毎朝出勤途中でコンビニに寄り,スポーツ新聞5紙程度を買い続けていました。出勤すると授業の合間や放課後に,おもな紙面を学校の廊下や壁にペタペタ張り出していったのです。

当時はみんな経験がないことだけに,ともかく不安。

これからどうなるのか,まだ何か起きるのではないかという心配ばかりが募り、アヤシゲな噂話が飛び交うなか、少しでも確かな情報を子どもたちに伝えて、心の落ち着きを保ってもらおうと思ったのです。

 

異動する際、新聞の束の半分くらいは置いてきて、残りは異動先に持って回っています。現在の勤務校でも幸い学校長の理解が得られて、この展示は5年目(5回目)になります。

今年は嬉しい助っ人登場。

非常勤仲間のSiさん、若い女性なのですが、震災当時は高校2年生で懐中電灯を照らしながら受験勉強をしていたという体験の持ち主。そして震災翌年見事大学入学。さっそくボランティアに応募して被災地(おもに宮城県)を巡ってきた人です。そこで撮影した写真をたくさんプリントして持参してくれました。

さらに、来場者にコメントを書いてもらおうと発案してホワイトボードとポストイットなどを用意しました。

またこのブログでたびたび紹介してきた「能登半島地震」で被災した「文さんの被災体験記」を一部印刷してお持ち帰りしてもらうことにもしました。

 

11日~13日の3日間,放課後1時間程度の開室ですが、

毎年いろいろな生徒やセンセイ方が来てくれて、そこでの出会いや発見があって楽しみです。

 

1年前のブログです。よろしかったらご覧ください。