「311東日本大震災を忘れない」展を開催中です。
今年もいろいろな人と話すことができています。
Ya先生
登校指導中「センセイありがとうございます。」
「5年間もずっと続けてくださって」
「嫁が仙台の人なんです。震災後行きましたが、小さい頃に遊んだ砂浜がもう何もなくなっていて」
「ああいうことは風化させてはいけないですよね」
Mo先生
息子がボーイスカウト。震災2カ月後くらいにボランティアへ。大川小学校を訪れる。すぐ近くに川と丘、海は全然見えない。
津波の心配をしないで児童はグラウンドに座っていた。
そこに川津波が襲う。何人かは走って丘を登って助かった。
建物の太い柱が同じ向きになぎ倒されているのをみてすさまじさを感じた。
ボーイスカウトの子どもたちの中には泣き出す人もいた。
夜は「語り部」の方の話を伺ったり、あちこち案内してもらったりした。翌日は「復興祭」のお手伝いをして帰った。
「あれから誰にも話してこなかったけれど、語り継いでいかなくちゃいけませんよね。ありがとうございます」
Si先生
高校2年生、部活中でした。古い校舎がけっこう揺れて崩れるんじゃないかと心配になった。咄嗟に楽器を抱えてうずくまった。1年生が非常口を開けに行こうとしたので、「今は、机の下にもぐって」と叫んだ。
Ni先生
1階の会議室にいました。出口を確保しようと正面玄関の自動スイッチをきってドアをひらこうとしたけれど揺れがひどくてなかなかできませんでした。
生徒(吹奏楽部部長)
一番記憶にある「大きな地震」といえば、熊本地震になります。あと新潟のまんなかへんの(中越地震)。
教科書に載っているような地震は分かります。
両親から東日本大震災の話はよく聞かされます。
地震の翌日なぜか川崎へ遊びに行こうとなったそうで、
でも行ったらラゾーナ(大型商業施設)が閉まっていたので、
そのまま戻ってきたと言っていました。
電車が1時間に1本しかなくて大変だったそうです。
ホワイトボードに貼られた付箋の枚数も増えています。
展示会は今日が最終回です。