「ムードだけではありません」~~笹塚・栄湯 | 紙風船

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中学校と高校で社会科を教えています(いました)。街探検や銭湯が大好き。ピクトグラムや珍しいものが好き。でも一番の生きがいは、子どもたちに「先生の授業、たのしい」と言ってもらえることです。

渋谷区最西端の銭湯,それが笹塚・「栄湯」

幡ヶ谷駅と笹塚駅はお隣なので,観音湯からの連湯です。

 

テレビの情報番組によく登場する「十号通り商店街」の路地右にあります。そして「デザイナーズ銭湯」としても有名。

ビル銭ですが,門構えがそう感じさせないオサレ造り。

 

フロンロビーが明るく。女将さん女性スタッフ陣が笑顔。

「東京銭湯スランプラリー2023」開催中で,12銭湯ゴールの第11番目とあって,「もうこんなに回ったんですか」と驚かれたのは観音湯と同じ。

 

さて脱衣所へ。

広い,明るい。島ベンチにゴザ敷の感覚は意外と昔ながら。

         (「東京銭湯」Hpより)

ところが浴室はガラリと雰囲気が変わります。

カランの数は16。観音湯とほぼ同じですが,

栄湯は,せまい,仄暗い…と書いては失礼か。

抑えがちの暖色ライトが独特の雰囲気を醸し出します。

        (「東京銭湯」HPより)

ペンキ絵もタイル絵もない。

まさに,いまどきの「デザイナーズ銭湯」です。

 

ビル銭なので天井が低い。太い梁や柱が浴室内を貫く。

マイナス感を与えそうなところを,天井の中央部分をやや持ち上げ三角屋根にしている。板張りの色合いに先ほどの照明効果を併せると,若干「山小屋」感がでているのかも。

 

―― そう思うと,狭さよりも,特別感が湧いてくる…ここら辺が「デザインの妙」なのかなぁ。

 

浴室左側に洗い場を配置。

右奥に湯舟。40℃程度。

「ハイパージェットバス」

「ボディージェットバス」

「バイブラ」

このジェットバスがすごいビックリマーク

渋谷区内では,羽衣湯と双璧を争う圧の強さです。

 

フロントの女性も「私も手すりを握りしめていないと飛ばされちゃいそうになるんです」と笑っていましたが,その通り。

 

ハイパージェットは,背中全面にドォ~~ンと襲い掛かります。

ボディージェットは,腹部をしめつけます。

満腹の人は絶対入っちゃダメな奴爆  笑

 

オサレムードだけでなく,なかなか強面な一面も見せてくれるのが「やるなぁ」という感じ。

 

その裏手にサウナチェアと「露天風呂」…。

よしず張りに隠れて空は見えません。外気浴は十分。

湯温は41.5℃と細かく設定されています。

「かわり湯」ということで,この日は「カボスの香り湯」。

 

向かい側に「サウナ」「水風呂」22℃。

 

サウナ―の皆さんはなぜか露天風呂に入らないので,

あちらは混雑していても,こちらはゆったりできました。

 

あっという間にいつもの1時間。

栄湯さん,ありがとうございます。いいお湯でした。

 

サウナ人気はすごいですねぇ。