「銭湯は体を洗う場のみにあらず」か~~雑色・COCOFUROたかの湯 | 紙風船

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中学校と高校で社会科を教えています(いました)。街探検や銭湯が大好き。ピクトグラムや珍しいものが好き。でも一番の生きがいは、子どもたちに「先生の授業、たのしい」と言ってもらえることです。

話題の銭湯,気になる銭湯,なかなか行けずにいた銭湯。

数ある中でようやく訪湯。

大田区・雑色駅すぐの「COCOFUROたかの湯」

デザイナーズ銭湯としてリニューアルオープンしてから

気になる存在でした。

いわゆる「ビル銭」(ビル乗っけサバイバルタイプ)。

年季の入ったビルはそのままに銭湯だけを見事に改造。

入るとロビーのオサレ度が高い!

       (「COCOFUROたかの湯」HPより)

 

暖簾をくぐり

脱衣所。手狭だけれど和モダンな演出。

      ()

いい感じです。

いざ浴室へ。

おつ広いじゃないか…が第一印象。

天井が意外と高い。浴室全体が広い。奥に大きなタイル絵。

   (女湯。「COCOFUROたかの湯」HPより)

描かれているのは「入江に帆掛け船」という伝統的な絵柄

これは意外。

デザイナーズ銭湯系は,ペンキ絵やタイル絵を入れないところが多い。

あったとしても,絵柄がその店一点もの的に仕上げている。

たかの湯は,壁の上部がコンクリート打ちっぱなしと現代的なところを見せつつ,伝統的なタイル絵も取り入れる。

設計思想に興味がわきます。

 

なんて,ことより「お湯」です。

入って左が洗い場。

カランの数は10!(5個×2列)

浴室の広さに驚いた後は,この少なさに驚くびっくり

 

さらに,サウナチェアが8!

この多さにまた驚くびっくり

 

そして湯舟。

奥から右手前にL字型で配置されています。

左奥から「あつ湯」。42℃超。

電気風呂が2基あるのは珍しいかも。

右奥からお右手前にかけて「炭酸風呂」。体感38℃の「ぬる湯」

そして右手前に「水風呂」。18℃。

どれもゆったり広々としている。

これは快適ラブ

 

そして入ってすぐ右手に「サウナ」がある。

たかの湯のロゴには「COCOFURO サウナ たかの湯」と書かれている。「サウナ推し」を前面に出している。

しかしだ…サウナチェアは8台すべて埋まっている。

これはまさかの行列?

しばし観察するが違う感じなので入ってみる。

中は暗め。ド近眼のボクはメガネを外すのでほぼ見えない。

手探り状態で居場所を確保。

3段×4名のMAX12名というキャパだが,意外なことに満員ではない。

       (「COCOFUROたかの湯」HPより)

熱い!温度計が見えないが隣の若者が

「80℃です。でも蒸気がすごいんで体感100℃は超えていますね」と教えてくれる。ありがとうね。

この熱さがさらに増すのが

「20分に1回のミュージックロウリュウ」タイム。

サウナ内に音楽が流れだす。なんと番組表まで存在している。

そしてしばらくすると,噴き出す熱気。オートロウリュウ~~~

メラメラメラメラメラメラ熱い~~~びっくり乳首が火傷しそうビックリマークギブアップ笑い泣き

 

サウナ→水風呂→チェア→炭酸風呂→サウナで3周。

チェアの座り心地がいい。

まったりしながらふと思う。

たかの湯は,体を洗いに来る,そんな銭湯のアタリマエとは

ちょっと違うところにいるんじゃないか,と。

 

まっよく分からないですけれどねてへぺろ

 

風呂上がりはロビーでビール。

生ビールもハイネケンも380円と超良心的ラブラブ

美味しい!!

 

すっかり満足でした。

「COCOFUROたかの湯」さん,ありがとうございます。

いいお湯でした。

 

おまけ。ボクのような初心向け。

(1)銭湯共通回数券が使えません。銭湯スタンプもありません。東京都の浴場組合に加盟していないのがその理由。リニューアル以前の「隆の湯」は加盟していたのに何があったかは分かりません。

 

(2)サウナが有料化します。

 

(3)時間帯で大混雑。

ボクがいたのは日曜日の午後2時半~4時くらい。

風呂上がりのビールを飲んでいる頃から来店者が続々。

「脱衣所のロッカーの空きがなくなったので」と待たされる人が出ていました。ご利用は計画的にグラサン