銭湯難民発生中&料金値上げ | 紙風船

紙風船

中学校と高校で社会科を教えています(いました)。街探検や銭湯が大好き。ピクトグラムや珍しいものが好き。でも一番の生きがいは、子どもたちに「先生の授業、たのしい」と言ってもらえることです。

先々週の日曜日,夫婦で「勝手にホーム」の万年湯へ。

湯上がりの奥さんが「ねぇねぇ知っている?」と目を輝かせる。

「新宿の銭湯が一つなくなるのよ」

「塩湯でしょ」

「な~んだ」

うん?奥さんはどうして知ったんだ?

 

「洗い場で隣のおばあさんが話しかけてきてね…」

その方は四谷地区にお住まい。

長年慣れ親しんだ塩湯廃業により,

代わりの銭湯をどこにしようか試して廻っていたのだそうです。

 

たしかに設備や湯温など「相性」ってありますからね。

代替候補となる銭湯は,大星湯,弁天湯,万年湯,東宝湯,金沢浴場,柳湯,熱海湯,第三玉の湯…

一見たくさんありそうです。

でも,これが大変なんですよ。

新宿区は東西に鉄道網が敷かれていて,四谷地区から一本で行ける沿線の銭湯は少ない。残るは都バスだのみ,こちらは70歳以上の方に「高齢者シルバーパス」があるとはいえ,本数が少ない。

四谷地区の銭湯愛好家の皆さんは,どうされるのやら…。

 

そして,来る7月1日より東京都の銭湯料金は20円UP!

520円になります。

奥さんは「20円も!毎年値上げしている」とプンプンムキー

 

まぁその気持ちは分かるけれどね。

週2回ペースで銭湯に通う人は,年間約100回の入湯。

20円の値上がりだと20円×100回=2000円の負担増。

2000円ならばいいじゃないか。

 

とは奥さんに言えない気弱なボク笑い泣き

 

それでも銭湯がなくなるのはイヤだ~~!!!!!!

居酒屋で飲むビール大瓶を3本,あるいは大ジョッキを4杯減らします。

 

それでどれだけの効果があるかって…

えぇそりゃなさそうですねショボーン