テレ東『モーニングサテライト』毎週金曜日は「パックンの眼」のコーナーがある。これがお楽しみ。
今日3月17日のテーマは「週4日勤務」。
・アイルランドで8年前に導入される。
・結果が良く,その後,米・英・独・仏などにも広がり。
・イギリスでは60社が参加する社会実験が行われる。
その結果は,
・燃え尽き感71%減,ストレス39%減,満足感48%増。
・企業側としても収益増。社会実験期間の前年比収益が55%増。
へぇ,いいこと尽くし。
ポイントは
「週4日勤務でも週5日勤務と給与が同じ」!
なるほど,これはものすごく納得。
実は,ボクはまさにこの状態です。
ボクは公立中学校一筋で定年まで勤めあげました。
勤務時間無制限,休日返上,自宅労働…真っ黒な37年間。
いまは私立高校の非常勤講師。授業のみ。
給与は「時給×授業のコマ数」。勤務日数は関係ありません。
ボクは毎水曜日を週休日として申請しています。
土曜日は隔週で授業アリ。
これがいい。疲れがたまりません。
実は週休日の水曜日も基本は自宅で授業準備することが多いので,ブラックならぬグレーではありますが,ボクは基本的に授業することが好きなので,準備の時間も楽しんでいます。出勤に費やす時間やストレスがなくなるだけでも十分。「燃え尽き感」↓「ストレス」↓「満足感」↑を実感していました。
また新採用の非常勤Koさんは火曜日を週休日にしています。
理由は「月曜日が休みの日って多いじゃないですか,だから火曜日を週休日にすると,土~火の4連休が取れるんですよ」。
ただ遊ぶだけじゃなく、学生時代から続けているアルバイトを土日に継続するために,このシフトにしているのだそうです。
ボクが若い時には思いもよらない働き方です。
もちろん彼は「学校のセンセイ」としても,しっかり授業準備をしてのぞみ,生徒にも人気があります。
「週4日勤務」が「正社員」もできるようになれば,絶対いいと思います。
パックンは課題も上げていました。
・対応できる産業とそうでない産業がある。
・週4日勤務日の残業代が増えて企業の負担が増える。
・週5日働きたい人がいるだろう。
そして
・今は「週5日勤務がアタリマエ」だから「週4日勤務」がありがたがられるが,制度が定着したらありがたみが減り,生産性向上効果が弱まるだろう。
なるほど,です。
でも,最後にこんな話もしていました。
かつてアメリカは「週6日で60時間労働」がアタリマエだった。そこにヘンリー・フォードが「週5日で50時間労働」を導入。
生産性がアップした上に,「週末には家族でドライブ」スタイルがうまれて,自社の自動車の売り上げもアップした。
あの時代から100年が経過しています。
これまでの〈常識〉がアップデートされていい時期だとボクは思います。
あなたはどう思いますか。
番組では,これからも「週5日在宅勤務」と「週4日出勤勤務」の選択制もありえると言っていました。
あなたは,どのような働き方をのぞみますか。
おっと長くなってしまいました。
「オトナと仕事」以外にも「子どもと学校」の話題も書きたかったのですが,これは次回にします。
最後までお読みいただきありがとうございました