2/14(水)に終了した
『世界らん展2024
本年の最終動員数は52.743人と発表されました。昨年の1.5倍、プリズムホールで開催された催し物としては過去最高を記録したそうです。因みに今年ドーム開催とならなかったのは、開催期間とテイラー・スウィフトのツアーが重なったからだという話を耳にしました。なるほど🧐
プリズムホールではすでに捌ききれない印象がありますし、ドーム開催となればお客さんも更に増えるでしょう。更に縮小開催で中止されている部門(フレグランス・ガーデニング・ディスプレイ等)も再開、即売会に業者さん達が戻ってくれれば…。
そんな風に来年に期待しながら、今回はフラワーアレンジメント部門を中心にご紹介いたします。
…と申しましても、私はアレンジメントとか生花とかはさっぱり分からないのでご了承くださいね。
まずはアレンジメント部門から。
生命の水差しから咲き誇ります。
こんな中で暮らしてみたい。ドームに戻ったらこんなディスプレイや造園の展示がまた戻ってくる筈です。
イメージ・アレンジ・花の選択が渋い!
一大問題作。
花や株そのものにペイントを施してあります。会場では
「映えるー!」
と歓声が上がる一方、首を捻ったり顔をしかめたりする向きも…。
私は感覚的には後者ですが、花をあくまでも素材と捉えた発想の自由さも評価します。
天空の花園。ベースのプレートからはそんなイメージが。
2艘の月の舟、向かい合うふた輪のパフィオ。
卵から花の咲く様。ただその奥深くにはただならぬ気配が…?
続いてはウェディングブーケ部門。
色のあるコチョウランを使いながら、とても清楚な感じです。
シンプルなラインと配置はどんなドレスに似合うでしょう。
ここまで見てくるとコチョウランの使用率が高いと感じます。
ここでシンビジウムとオンシジウムの登場。
「コレ、どこを持つんでしょうね?」
「持つというか、下げるのかしら…!?」
隣に居合わせたご婦人方と思わず交わした会話。
これはトスが大変そう…。
(野暮ですね(笑))
再びアレンジメント部門。
垂れている大小のリボンはハランを編み込んで造られたものです。発想とそれをカタチにする技術力、凄い。
これは全て花そのものの色姿。
こんな流木を部屋に置いて、らんや観葉植物を活着させて育てられたら…!
「魔窟」こと即売会場の様子を少しだけ。とにかく人が多すぎて、写真を撮ることもままならない状況でした。ドームの頃は1枚撮るために5分でも10分でも待てたのですが、今回は無理でした。
近年ブーム再来のジュエル・オーキッド。葉の美しさを鑑賞するらんです。寒いのが苦手で湿気大好き、結構手のかかるらんです。過去のブーム後に輸出入規制が掛かって入手困難となったのですが、正式なルートから輸出許可証のついた株がはいる様になり、テラリウム/パルダリウムの定着と相俟って再びトレンドに乗りました。
お馴染みの食虫植物専門店。
これも名物のビニールパケ売りの観葉植物。
非常に強気な価格設定のコウモリラン専門店。¥16.000〜¥30.000が相場。
これはアイディア勝ち!のラフレシアクッションとウツボカズラ巾着、ハエトリソウ小物入れ。葉の中にちゃんと捕まった🪰が描いてある!
今年はアンスリウムの仲間たちが沢山。
逆さに育つシダ、フペルジアの仲間も。この店は業者同士でおしゃべるしてばかり(商談かも知れませんが)、結局私は買いそびれました。
それでは本年の世界らん展、志穂美悦子/假屋崎省吾両氏の特設展示に〆ていただきましょう。
まずは志穂美氏。
そして假屋崎氏。
来年の、できれば東京ドームでの開催に希望を感じつつ、1回しか足を運べなかったことがちょっと残念ならん展でした。
期待しましょう。