2024年5月17日、前日は鴨沢登山口から七ツ石小屋まで登り、小屋で一泊。翌朝4時に起床し、5時45分に出発。燃えるようなカラマツの新緑の中、色々な鳥のさえずりなどを聴きながら、左手には常に富士山、その向こうに雪を被った南アルプスの山並みの展望しつつのんびりと石尾根を登り、8時前に雲取山山頂に到着しました。

雲取山荘に泊った人は下山しており、下から登ってくる人はまだ到着しない時刻だったので雲取山の山頂を独り占め。東京都最高峰ということで人気の山ですが、今回は七ツ石小屋に泊ったおかげで静かな山旅を楽しめました。

下山時には鹿とも遭遇、やはり静かな山はいいものです。

今回は膝痛や体力的な不安の中の単独行でしたが、自炊道具などを七ツ石小屋に置いて登ったせいか、思ったよりも疲労せずの登れました。

予定よりも早く下山できたので、帰りに丹波山村ののめこい湯でアルカリ度の高いぬるぬるした温泉で疲れを癒し、ちょっと珍しい鮎の押し寿司と鹿肉ソーセージをお土産に買い、帰路につきました。

この時期は山に登っても、山間を車で走っても、山々が燃えるような新緑で輝いており、本当に良い季節です。

<行程>

七ツ石小屋5:45~ブナ坂6:24~7:05ヨモギの頭7:15~小雲取山7:35~7:56雲取山8:40~

9:08ヨモギの頭9:15~ブナ坂9:35~10:12七ツ石小屋10:35~11:06堂所11:15~12:07鴨沢駐車場

早朝の富士山。手前の山は雁ヶ腹摺山

富士山が薄いピンク色に染まりきれいだ。

七ツ石小屋からブナ坂までは山肌をトラバースしていく。

ブナ坂に到着。ここからは長大な石尾根を歩く。

伸びやかな石尾根の縦走路

有名なダンシングツリー。腰をくねらせたようなカラマツが踊っているように見える。

ようやくトウゴクミツバツツジに出会えた。

なぜ千本つつじでは咲いておらず、石尾根で咲いているのかは不明。

ようやく残雪を被った南アルプスが見えてきた。

ヨモギの頭からの富士山

ヨモギの頭からの石尾根と七ツ石山

小雲取山の登り。ゆったりとした石尾根の縦走路の中では急登だ。

鴨沢から一気に雲取山に登るときはこの急登はこたえそうだ。

小雲取山からの富士山。カラマツの新緑がきれいだ。

丁度雲取山から下山してきた女性に撮ってもらった。

雲取山荘への分岐からの南アルプス。手前は飛竜山と前飛竜。

雲取山の山頂の避難小屋が見えてきた。

雲取山への最後の登りに差し掛かる。

山梨県側の雲取山山頂

山梨県側の雲取山山頂からの石尾根と奥多摩の山々。

山梨県側の雲取山から東京都最高峰の雲取山山頂へ。

日本百名山、東京都最高峰の雲取山山頂(2017.1m)

朝早いため、まだ登山者が登ってきておらず、30分程一人で雲取山山頂を独占。

雲取山山頂からの富士山

君取り山山頂からの南アルプス。甲斐駒ヶ岳から聖岳まで見えた。

国師ヶ岳、甲武信ヶ岳といった奥秩父の山々が見える。

飛竜山の奥には南アルプス(仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳)が見える。

下山は登ってきた石尾根を奥多摩や丹沢の山々を眺めながら下る。

石尾根に唯一咲いていたトウゴクミツバツツジも登りの時より

光を浴びた下りの時の方が鮮やかだ。

 

このピンク色が春を表している。

ブナ坂分岐あたりで何か動いているものがあると思ったら鹿だった。

キケマン?

七ツ石小屋へのトラバース道で特徴のある大岳山が見えてきた。

七ツ石小屋でに元をまとめ、12時過ぎに鴨沢登山者用駐車場に到着。

金曜日だというのに、駐車場は車で一杯だ。

鴨沢から多摩川を上流に向けて走り、丹波山村の丹波山温泉「のめこい湯」に行った。

「のめこい湯」はこの吊橋を渡った向こうにある。

「のめこい」とは丹波山の方言で「つるつる、すべすべ」という意味らしい。

名前の通りアルカリ度の高いつるつる、すべすべになるいいお湯だった。

温泉に入りさっぱりした後は定番のざるそば。

運転の為、アルコールは飲めず、ノンアルコールビールでのどを潤した。