私が高校1年のとき、突然母が小さな黒猫を連れて帰ってきました。
それがメイちゃんです。
当時、先住猫のニノちゃんがいたので、なんの予告もなく家族が増えたことにただびっくりしてました。
(左がニノで右がメイです
ニノは8年前に亡くなってしまいました。)
出会った当時のメイは人見知りで、か細い声でシャーシャー言ってたけど、一緒に暮らしていくうちに徐々に人馴れしてきて、家族にはすごく甘えん坊。
よく足元にまとわりついてニャーニャー言ってました。
家族以外の人に対しても基本的にお触りや抱っこを嫌がることなく、すっかり人馴れしてくれました。
すごくおしゃべりで、嬉しい時も不満な時も何を考えてるのかが分かりやすくて、
お留守番で寂しい時はわざと粗相したり、
「メイちゃーん」って呼ぶとどこからでもニャーンと返事をしながら駆けつけてくれたり、
甘えん坊で家族のことが大好きなメイちゃん。
そんなメイが今朝、息を引き取りました。
母から最近とても体調が悪くて病院通いをしていることを聞かされて、元々は今週末に実家に帰省を予定していましたが、昨日の時点で「土曜日まで持たないかも」と言われ急いで駆けつけました。
昨日の様子です。
歩き回ったりもできなくて、こんな感じでずっと横になっていました。
目はずっと開いたままで、苦しくて寝付けなかったのかも知れません。
時々立ち上がって少しだけ移動をしていたのですが、今思うと少しでも人目のないところへ移りたかったのかなぁ…と。
最期はいつか訪れると分かっていてもやっぱり悲しいですね。
泣いても泣いても止まらなくて、こうやって昔のことを振り返ると余計に泣けてくる。
メイと初めて会ってからおよそ17年。
私が上京をしてからは、ほとんど一緒にはいられなくて、ニノが亡くなった時は最期を看取ることもできず、時々しか会いに行かなかったことをずっと後悔してました。
だからメイにはなるべく会いに行くようにして、母にももしも危なくなったらすぐに知らせてもらうように伝えて、メイの最期は看取ることができました。
昨夜、一生懸命息をしているメイを見守りながら、頑張れなんて言葉は言えなくて、
ただただ「ありがとう、大好きだよ。」しか言葉が出なかった。
今もそうです。
よく頑張ってくれました。
ニノもメイも、私にとって世界で一番の宝です。
ありがとう。大好きだよ。
ずっと愛してるよ。
時間が経ってしまうと記憶が薄れてしまいそうでこわくて、でも私が生きてる限りずっと忘れたくない思い出ばかり。
想い繋いでいくから、いつか私が死ぬときがきたら一番に会いに行くよ。
長くなるかも知れないけど待っててね。