全力いきみ4時間半もむなしく…

担当医師は「子宮も筋肉みたいな物で、何時間もの間いきんだ結果、筋肉疲労みたいになってしまっていて、赤ちゃんを出す力がなくなっている。だから今日はもう、体力の限界がきているし、切って出してあげるか(帝王切開)明日、仕切り直しにしたらどうか」と、説明された…

ハアーハアーと肩で息をしているボロボロのヨボヨボのカスカスの私にまた、3日目の眠れぬ夜を過ごせと言っているのか??

情けない話し私には無理やなぁ~と思いました(涙)

そして、何より破水してから3日目。お腹の赤ちゃんは大丈夫なんだろうか…

先生は明日に持ち越して、仕切り直ししたそうだったけど(私にはそう思えました)切って出してくださいとお願いした。

母親も旦那も帝王切開に賛成してくれて先生にお願いしてくれた(涙)

旦那と母親に「せっかくここまで待ってくれたけどすいません…」と、謝罪した。

母親は「謝ることない…よく頑張ったよ」と言ってくれました。

バタバタと手術の説明が旦那と母親にされ、同意書に何枚もサインを旦那がしてくれていた。

そして私にも慌ただしく手術の準備を3人程の看護師さん助産師さんが私を気遣いながらテキパキと進めていく…

私は看護師さんたちの優しい言葉に、自然分娩出来なかった自分の情けなさが込み上げ「こんな人いますか?」と聞いてみた…

すると看護師さん達は「おるおる~たくさんいてるよ♪陣痛の痛みに声も出さずに我慢してラッコスさんよく頑張ったよ~」

と皆が声をかけてくれた(涙)

「赤ちゃんもうすぐ会えるから手術頑張って来てね~」とベットごと送り出された。

旦那と母親とは一旦別れ腰椎麻酔を打ち、いよいよ手術へ~

当たり前だけど麻酔を打つと陣痛が一気になくなり楽になる…

胸から下は隠されていて何をされているのかわからないけど、次の瞬間「赤ちゃん出ますよ~8時29分おめでとうございます」と声をかけてもらった(涙)

すぐには見せてもらえなかったけど、手術室には元気な赤ちゃんの声が響き渡っていた…

良かった…
私の赤ちゃん元気だ…

そして赤ちゃんは、体を拭かれ体重を測定されやっと私の所へ連れて来られた。

やっと会えたね…

思わず「可愛い~」と親バカ発言(笑)

長かったホントに長かった…
この3日間旦那も母親も大変だったと思います。

4月28日 PM8時29分
家族みんなが待ちに待った赤ちゃん♪

不妊治療をしていても、諦めかけていた赤ちゃん。
ありがとう…よく来てくれたね。
これからは毎日一緒にいようヨロシクね音譜

28日(月)夕方4時過ぎ…
なんだか、陣痛が今までと違う感覚になり、なぜか う○こ を気張りたい感覚にかわった(笑)

もしや、これが "いきみたい" と言う事なのか?
陣痛の合間にチラリと旦那の方を見ると、居眠りをしている!?何だかなぁ~

母親に、いきみたいと伝えナースコールを押してもらった。

ザック助産師が駆けつけて、とりあえず内診してみよう~

3分間隔のいきみたい感覚の陣痛で歩くのは非常に辛い(笑)

内診の結果、子宮口全開!!!!
いきみのGOサインがでた~

この時までは、もうすぐ生まれる♪やっと会える長かったぁ~と、すでに気持ち半分は出産した気分だった(笑)

内診台でザック助産師が「いきみの練習してみよう~陣痛の痛みがきたら力一杯いきんでや~お臍の方をみて~息が続かんかったら、途中息継ぎしていいからなぁ~」

いっぱい一気に説明されたけど、大丈夫か私…

とりあえず次にきた陣痛で、いきみチャレンジ(笑)

陣痛キターーーーーーいきみ初チャレンジ!!

まあまあの出来らしい…

どうやら陣痛の痛みが続く限り素早く息継ぎをして、いきむらしい

どうしても、う○こ が出そうで集中できない(笑)なのでザック助産師に

私…「便がでそう」と言うと

ザック…「出ても、かまへん!かまへん!!」

私…「ええっ~」

そんな会話を陣痛中に内診台で、足もパカ~とおっぴろげで話す私とザック…

男性の私より年下であろう担当医は、苦笑いをしていました(笑)

そして、内診台での練習もOKをもらい また歩いて陣痛室に戻る。

戻る途中に陣痛がきて、立ちながらザック助産師の肩を借り いきむ(笑)

さすがに立ちながらの いきみは 無理がある…(ザック助産師は、何でもありで面白い)

陣痛室に戻り、陣痛イスに座り いきみ体勢をとる

お尻の穴あたりに、テニスボールを当ててもらいいきむ

テニスボールをお尻の穴あたりに当てると楽になるらしい…

確かに、お尻の穴に蓋をしているので、う○こ の心配をしなくていい(笑)

陣痛が来るまで旦那に、腰をさすってもらい陣痛の痛みが来たら腰から手を離す。この繰り返し…

休んでる暇がないくらいに、次から次に陣痛が来る。

途中からあまりにも生まれないので、痔になってもいいぐらい、血管が切れてもいいぐらい全力で いきむ(笑)

その間、何度も若手助産師さんに「赤ちゃんまだ降りてない?」と聞いたけど、決まって「まだですね~赤ちゃん頑張ってますからね!!頑張って下さい~」と、励まされる(涙)

あっという間に晩御飯の時間になっていた!!

いきんでも、いきんでも赤ちゃんが降りてこない…

もう何時間、全力でいきんだんだろう?
何度も気が遠くなり、意識が遠のく…

陣痛の間隔も5分~6分間隔になり、この3日間、食べれず眠れずで体力の限界がきていた(涙)

気が付けば夜の7時30分を過ぎていた!!!!

もう1度、内診してみて続行か、明日に持ち越すか決めようと言われ内診室へ…

こんなに全力で、いきみ を繰り返していたのに赤ちゃんは、まだ降りてきていなかった(涙)


まだ生まれないので次回に続きます~ニコちゃん












28日(月)の朝になりました。

昨夜はオシッコと陣痛にやられヨボヨボのボロボロのシオシオでした。

やっと長い長い2日目の夜が明けました。
夜中は膀胱パンパンに加え陣痛で、またしても眠る事が出来ず出産前にフラフラです(笑)

このまま赤ちゃんをお腹に置いておけないので陣痛促進剤を使ってお産をすることになりました。

お産は体力勝負!!少しでも食べれる物は食べて下さいね~と看護師さんに言われ、食欲がなく食べたくなかったが、バナナを味が なるべくしないように奥歯でガシガシ噛んで素早くゴクンと牛乳で流し込んだ(笑)

そして、内診してもらい一応、オシッコをまた管を入れて抜いてもらう(笑)

内診の結果、子宮口は開いてきているけど、赤ちゃんが、まだ下がっていない…(涙)

陣痛室に移動し、とにかく28日(月)朝10時に点滴での陣痛促進剤がスタートした。

担当してくれた助産師さんは以前妊婦検診の時ざっくばらんに「今日はオッパイ見せてな~」と言ってたザックばらんのおばちゃんでした(笑)

母親と旦那にメールをして、徐々に促進剤が効いてくる(涙)

母親到着!!
旦那からは、「帰ったほうがいい?」
とメールの返事がきた…

私は「母さん来てくれたし、まだ生まれへんやろし、どっちでもいいよ~」と返信した(笑)

促進剤の威力で痛みが益々強くなり力尽きメールを打つのをやめた(笑)

母親が見守るなか、ざっくばらんの助産師さんや新人の若い助産師さんの「頑張れ~痛いなぁ~」と励ましてくれたり、腰をさすってくれたり、ホント有り難い気持ちにたりました。

そんな中、ザック助産師の一言「○○さん、お母さん面会にきてますけど~」

私の母親は、すでに病室にいる。
て、ことは…義母です(笑)

「ええっ~~!?」陣痛の痛みを散々、声を殺し我慢していたのに、本心なのか大声で出てしまった(病室が爆笑)

いや、有り難いんですけどね?さすがに素っぴんで、陣痛の痛みを耐えてる所を見られたくないと言うか…

とりあえずここは、私の母親が対応しに病室を出ていきました。

でも、わざわざ来てくれたのに、帰すわけもいかず、陣痛室に来てもらいました(涙)

陣痛に全神経を集中してベットの柵にしがみついてる私を横に
義母は「今日は暑いな~」

私陣痛の合間に「暑いですか?イテテテ…」

義母「まだこれから痛み強くなるなぁ~」

私陣痛の合間に「はい。イテテテ…」

義母「○○←(旦那の名前)もうすぐ来るからな」

私陣痛の合間に「……(うなずくだけ)」

と、ほんの数分間だけ会話して帰っていきました(笑)

陣痛が始まり生まれるかもと、心配しわざわざ電車に乗って駆けつけてくれたことに有り難いと思わなければ(涙)←色んな意味での涙

ありがとう義母さん~~

そして、旦那3時ごろ到着~
腰をさすってくれたり、飲み物を飲ませてもらったりゼリーを勝手に口に入れられたり(笑)

そんなこんなで、この陣痛が夕方4時まで続き陣痛間隔が5分から3分間隔に変わる頃 突然、いきみたくなる感覚にかわるのでした…

長くなりましたので続きは②に書きたいと思います~ニコちゃん