成田に着いて登場手続きを終えて、両替の銀行で気がついた。



フィンランド紙幣との両替がない! 一瞬パニクった。え~そんな~
幸い時間はたっぷりとあったのでよく考えた…… ヘルシンキ到着が夜で、
ホテルまではタクシーに一人で乗る。通訳が迎えに来るのが、翌朝。ということは
絶対に両替しておかないとタクシーに乗せてもらえない。運転手は円なんか見たこともない
だろうから。 観光ガイドを見るとヘルシンキの空港の案内図があった!両替所は到着後
に通る税関をでた正面に」ある。しかし到着は夜10時過ぎ、開いているのだろうか?不安…
初めてのそれも知識がまったくない外国に一人で行くのに、その国の紙幣を1円?も持たない
というのはこんなにも不安なものかと思った。
飛行機はJALのファーストクラス。初めてのファーストクラスだった。当時、成田空港には
ファーストクラス専用のラウンジがあり、素晴らしく広いラウンジにほとんど人がいないという
贅沢というよりは超無駄なスペースを空港内で無理やり確保していた。
搭乗して席に案内されて驚いたのは空間が、他とは全く異なっていたことだ。1つの席がベッドサイズ
で180°に倒れるため,席と席の間隔が異常にある。そして席数が本当に少ない。その上、当日は
私を含めて3人しかおらず(ドイツ人と日本人)ファーストクラス担当のCAの人数のほうが多い。
この便はフランクフルト行きで面倒な事にそこでヘルシンキ行きの便に乗り換えなくてはならなかった。
ヨーロッパの各国には色々と行っていたが,なぜかドイツだけは未経験。ドイツ語もまったくわからず、
その空港で一人で乗り換えもかなり不安だった。しかしこういう時に思うのだが、英語を学校教育で
習ってきたのにもかかわらず、まったく話せない人種は世界で日本人だけだろう。
英語圏の人々は国際間の行き来も全然、おっくうではないからパスポートさえあれば一人で、
どんどん世界に出ていける。
外国から日本にMLMが入ってきて(系列)巨大なマーケットグループが出来るが日本から世界に
グループ(組織)が伸びていかないのは、日本人が英語を使えないことが敗因だと思う。
ファーストクラスに関しては最高に優雅で快適であった。しかし目の飛び出るような料金を払うほど
価値があるとは思えなかった。食事がどんなに豪華でも所詮機内食だ、食べ物のメニューが
あり、いつでもCAに注文できるようになっているが、一度も注文しなかった、CAからは若い男が
一人で乗っているのが珍しいのか、フィンランドに何しに行くのか聞かれたので、方位がどうのこうの
と説明するのも面倒なので、ただ一言、温泉に入りにとだけ答えた。すると、驚いた顔をして
いいですね~とだけ言ってきた。私の答え方がいかにもその辺の温泉に一人でふらりと行くような
感じで驚いたのだろう。
フランクフルトまでは9時間ぐらいで、長くは感じなかった。
到着間際、空の上から眺めたフランクフルトの夜景がとてもメルヘンチックで綺麗だったことを
今でも覚えている。MLMをやっていると国内でも海外でも頻繁に移動する機会がとても増える。
今回のフランクフルトのように初めての見知ら土地に到着した時に飛行機の上から眺める風景が
一番好きで感動的だ。
ファーストクラスのほか乗客の一人がなぜドイツ人だとわかったかというと、行き先がフランクフルト
だというのもあるが、到着の時間が近づいてくると一人の外国人が、自分のスーツののしわを
小1時間ほどかけて丁寧に何回も繰り返してのばしていたので、この日本人を超える神経質さと
細かさは絶対にドイツ人だと、それを眺めていて確信したのだ。
(つづく)
SNAP