今年はボロ市開催450周年。
これを記念して、ボロ市保存会では
長年出店しているお店35店舗を優良店として表彰した。
約30年古物骨董品を扱う椎名さんは、
「品物をできるだけ安く売っているのよ。
毎年お祭り気分で楽しんでいるわ」と話す。
約60年前から同じ場所で神棚を売り続けている、
同じく優良店の関根久司さんは
「埼玉の岩槻から来ました。
2代目から出店し始めて私で4代目なんです。
最近は大きい神棚があまり売れないので、
今年はアパートやマンションなど場所が無くても使える
壁掛けタイプのものも作ったんです。
時代に合わせるって難しいですね」と
商品を紹介してくれた。
様々なものが売られているが、
一番人気があるのは、なんといっても代官餅だ。
きな粉、あんこ、からみの 3種類があり、
この日も代官餅を求める人々が長蛇の列を作っていた。
列に並ぶ人は
「代官餅を食べないとボロ市に来た気がしない」と言う。
からみ餅を買った主婦は
「大根おろしがとてもおいしくて、
ご飯にかけてもよさそうだ」と話す。
あんこ餅ときなこ餅を買った子供は
「もちもちしていておいしい。世界一おいしい」と
寒い中笑顔で餅を頬張っていた。
大きさもちょうどいいので老若男女問わず人気のようだ。
楽しみにしている来場者もいた。
今年のポスターは5年ぶりに披露された代官行列だ。
区政80周年記念ということもあり、
今回のボロ市の目玉となっている。
1月のボロ市では15日11時から出発。
松竹撮影所から借りた衣装・小道具に身につけた48人が、
近所の小学校3校を繋ぐ沿道を歩いた。
このようなイベントを運営しているのは、
ボランティアで活動しているボロ市保存会のみなさん。
メンバーの熊澤惠さんは
「ボロ市は東京都の無形文化財に指定されています。
これは、出店者を審査し管理を徹底しているから。
なにより435年もボロ市 を続けられたのは、
代官屋敷に住んでいる大場家の歴代当主のおかげ。
昔の生活や伝統文化を守り、
後世に伝えることが私たちの一番の役目」と話す。
今のお客さんのニーズに合った商品を提供しつつ
伝統を繋いでいくため、
いかに上手く運営するかが保存会の課題だ。
来場者が安心して安全に買い物ができるボロ市を目指している。
安土桃山時代から絶えず続いてきた世田谷ボロ市。
時代と共に発展し、
現在では全国から出店者が集まる活気にあふれた青空市だ。
たくさんの魅力が詰まったボロ市に、
是非足を運んでみてください。
あなただけの掘り出し物がみつかるかもしれません。
世田谷ボロ市
日時:1月15・16日
場所:世田谷一丁目(通称ボロ市通り)
最寄駅:東急世田谷線上町駅・世田谷駅
連絡先:せたがやコール 03-5432-3333
Report by Isono & Kato




