「桜灯籠(さくら どうろう)」。
これは、昭和女子大学の学園祭で配布するために、
日本語日本文学科の有志10人が
編集・執筆からデザインまで手がけた
自主制作の雑誌だ。
「大正浪漫」をテーマに、
小説、詩、絵本などで構成されている。
今回はメンバーである3年生の
アヤ、アン、アキ、ユウの4名に、
見どころや制作の苦労など、
座談会形式で話を聞いた。
アヤ 副編集長。小説を執筆。
計画的に物事を進めるのが得意。
アン 小説・絵本を執筆。
何かと突っ込みを入れることが多い。
アキ 挿絵担当。
落ち着いた物腰で的確な意見をくれる。
ただし発言は辛口。
ユウ 編集、アンケート集計担当。
まじめで、下から人を支える。
—どうして雑誌制作に参加しようと思ったんですか?—
アヤ:将来的に出版社に就職したいので、そのアピールをするために。
あと、1年生のときに参加してみて楽しかったから。
アン:私はアヤに誘われて付いてきちゃった(笑)。
アキ:去年やってみて楽しかったっていうのと、
前回にはなかった挿絵が加わると聞いたので。
今回はイラストで参加してみようかと。
ユウ:私はサークルに入っていないので、
学園祭というものに参加してみたくて。
あと、大正ロマンに惹かれて。
—過去に参加したことのある人が2名いましたが、
日本語日本文学科の有志で作る雑誌は
今年で4年目とか。
毎年6月頃からメンバーを募集し、
学園祭に向けて
執筆、編集、デザイン、会計などの担当を
決めて進めて行くそうですが、
実際に参加してみていかがでしたか?—
アヤ:集まったメンバーが全員3年生というのが驚きでした。
みな仲良しだから、やっていて楽しかった。
でも、副編集長という立場から、
「全員の原稿が締め切りに間に合うかな」とか、
「校正がちゃんとできてるかな」とか、
そういう不安がすごく強かった。
みな、がんばってるんですけどね。
アン:思ったよりも、やることが多い。
みなで協力して一つのものを作り上げるって、
大変だなと改めて感じましたね。
でも、みな一丸となって楽しみながらやりました。
——小説を執筆したアヤさんとアンさんに、
小説の内容を教えていただきたいのですが——
アヤ:私の小説は、男の子への恋心に気づく女の子の話。
高校時代から考えていたストーリーで、
今回、それをきちんと文字にしてみました。
「読んだ方に、ほのぼのとした気持ちになってもらえたら」
と思いながら書きました。
アン:私が書いた小説は、両親を亡くした幼い女の子が、
新しい時代「大正」の中で珍妙な2人組に出会い、
成長していく内容。
—主人公を幼い女の子にした理由は何かあるのですか?—
アン:あります! 大正時代って15年しかないでしょ。
その15年という時間の中で、
時代とともに一緒に成長していく女の子にしたかったんです。
1ヶ月ほど構想に悩んで、2日で書き上げました。
もちろん、あとで直すところはたくさんありましたけど。
—それぞれ苦労したことは何ですか?—
アヤ:小説が長くなりすぎたこと。
終わりにもっていくのが苦しかったですね。
それから、大正時代では使われていない言葉を直すのが難しかった。
たとえば「タイミング」という言葉。
いちいち違う言葉に置き換えなければいけませんから。
アン:私は文字制限。
「何字以内に書いて」と制限をされると、構想しにくかった。
ユウ:私は編集担当だからそういう苦労はないけど、
校正の回数が多くて大変でした。
それぞれにこだわりがあるだろし、直しにくいんですよね。
—それでは最後に、雑誌「櫻灯籠」のアピールをお願いします—
アン:これを読めば大正浪漫の世界が好きになる!
アキ:今回は珍しくカラーだよ!!
アヤ:イラストが多いので、楽しめる内容になっています。
ユウ:人間の成長を描いたものから恋愛や友愛まで、
いろんな内容があっておもしろい雑誌に仕上がっています。
いい意味で内容がバラバラ。
作品以外では、今回は「大正浪漫にどれだけ興味があるか」を
学生にアンケート調査をし、その集計結果を載せました。
盛りだくさんの充実した内容になっていますので、
是非読んでいただきたいです。
雑誌「櫻灯籠」は、
昭和女子大学の学園祭「秋桜祭」(2012年11月10~11日)の期間中、
大学一号館の3S09にて無料配布されます。
ご興味のある方は是非お立ち寄りください。


