Fender Black Face Pro Reverb circ.1965
黄金期のFenderアンプである。
Twin Reverb (80W)と同サイズだが、こちらは40Wだ。
整流管(GZ34)仕様で甘くひずむ。
出力重視の1960年代~1980年代には正当な評価が得られなかったが、
甘美なディストーションが得られやすいことから現在人気が出ている。
アメリカの楽器店から購入したが、真空管はチャイナ管、ロシア管が
ついていたので、プリ管、パワー管をアメリカ製に交換した。
(チャイナ管、ロシア管が悪いということでなく、好みの問題。)
整流管はJJ GZ34.。英国製Mullard GZ34は高騰して手がでない。
オリジナルMullardのように定格以上の高電流に耐えることは
期待できないが、それを除けば、 JJは良くできている。
音はあのきらびやかなFenderサウンド。すばらしい。
807 beam tubes
上記Pro ReverbはRCA 6L6GC black plateつけていたが、
アダプターで807に交換した。Sylvania製だがなんだかRCAっぽい。
当時はOEMでRCA, GE同じ工場で作ってブランド名だけ変えていたらしい。
SylvaniaはRCA, GEとライバルだったから、別の工場での製造と思うが、
真相はわからない。
807の方が高耐圧な分、音に余裕があるが、
RCA 6L6GCのあのなんとも言えない心地よい音も甲乙つけがたい。
ちなみにBlack Face・Silvr Face Fenderはかなりの高電圧設計なので、
同じ6L6族でも定格の低い6L6, 6L6G、6L6GB, 6L6GA使うと、
球が消耗して昇天してしまのうで要注意。
電圧の低い設計のTweed Fenderに使用するのは大丈夫。
真空管は電圧が低いとひずみやすく、高いとひずみにくいらしい。
なんだか逆のような気がするが、Tweed Fenderのあの強力なひずみは
低電圧設計が大きな要因とのこと。
Black Face、さらにSilvr Face Fenderはひずみを避けてかなりの
高電圧設計になっている。これが1960年代後期からの流行のサウンド
と乖離し、結果としてMarshall、Mesa Boogieの台頭となった。