「水嶋弘、探検隊」 第六話 | SWS学生プロレスのブログ

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第六話  そうだ、京都へ行こう。




この探検隊シリーズ、これまで様々な捜索を行ってきたが、肝心なぺろぺろペどっぴの捜索はすっかり滞っていた………


何故なら、日々、ハードな受け身をとったりキツい打撃を喰らったりしている学生プロレスラーにとって、肉体や脳へのダメージは計り知れない。

その結果、大事な事でも三日と覚えていられないガチ☆ボーイな体となってしまったのだ。


そんなわけで、今週もまた別の捜索が始まる!



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学生プロレスサミット開催まで、あと一ヶ月を切った二月某日、SWS元三冠チャンピオンの児ーポ監督がパソコンで動画を見ながら烈火の如く怒っていた。


児ーポ「オイ!なんだよこれ!?ふざけんな!!」


デルリオ「どーしたんすか?ハズレのAVでも掴まされたんすか?」


児ーポ「違えよ!見てみろよこれ!」


http://www.youtube.com/watch?v=rTQo3VUZYqU


動画の中には児ーポ監督と、学年、体格、入場曲、コスチュームのカテゴリ、キャラクター、お尻攻撃、必殺技、滲み出る童貞臭………など、99.9%被っている選手が映し出されていた。


photo:01




名前は、「シコラス精子」RWFの四年生であり、動画を見る限りかなりの実力者であった。



デルリオ「これは………いや、でもオマージュされるのはレスラーにとって名誉なことじゃないですか。」



児ーポ「オマージュってレベルじゃねーぞ!しかもコイツ2013の学生プロレスサミットに参加するらしいんだよ!俺のほうが試合順後だし、一見のお客さんに、俺がパクったみたいに思われるだろ!!」



デルリオ「じゃあどうするんですか?」


児ーポ「決まってるだろ!あいつの所まで乗り込んでいってブッ潰してやるよ!!」



ということで、今回の水嶋弘、探検隊は『千年の都に住むニセ児ーポ監督を探せ!』というわけで京都に行ったきたのである。


…………………


格安の夜行バスに乗り京都に到着した一同。今回の探検隊メンバーは、児ーポ監督、NYU-RIN PARK、タイガーベッドシーン、ダイヤモンド☆フユカイ、アレスルト・デル・リオ、UWFから参加したマネージャーのまいちゃん、と、かなり豪華なメンバーが揃っている事からも今回の意気込みが伺える。



児ーポ監督「よ~し着いた。さて、シコラス精子のやろうはどこに居るんだ!?」


ベッシン「なんか、今日同志社大学でシコラス精子と挿入アスカ乱プレーの引退興行があるらしいですよ。」


児ーポ監督「よし、そいつは都合が良い。引退する前に俺が引導を渡してやるぜ!」



さっそく同志社大学に向かう一同だったが、慣れない土地でアホな学生プロレスラーが真っ直ぐ目的地に辿り着けるハズも無く、


photo:02




photo:03






未開のジャングルや延々と続く竹林の獣道を経て、同志社大学にたどり着いたのは試合開始時間直前だった。


児ーポ監督「ぎりぎり間に合った…!これからシコラス精子のヤロウをぶっt」


『カーン!カーン!カーン!』



その時、試合の開始を告げるゴングが会場に鳴り響いた。


第一試合からベテランが盛り上げ、第二試合では難しいとされる3wayマッチで華麗な動きを披露し、セミファイナルでは、一年生と二年生が笑いと激しさの入り混じった好試合を展開し、いよいよ迎えたメインイベント。



中学からずっと一緒だったという二人が、引退試合でとことんやり合う様は、満員の客の視線を全て惹きつけ、感情移入されられるこれ以上なく素晴らしくハイレベルな試合であった。








http://www.youtube.com/watch?v=gGsoYjO6x_0&feature=youtu.be&a



試合が始まるまでは「シコラス精子は俺のパクり」「引退する前に潰す」と嘯いていた児ーポ監督だが、あまりのシコラス精子選手の実力の高さに、
彼を認めざるをえなかった。



学生プロレスサミットは、いよいよ今月である。




…………



次回に続く。


【今回の探検日記】


ニセ児ーポ監督ことシコラス精子選手、確かに似ている部分は多いが、それぞれがまた違った良さを持つ個性的なレスラーであり、また、今回ガクプロサミット初参戦となる関西勢は、下手をすると関東勢を喰ってしまうほどのレベルの高さを持ち合わせている。



この度は毎週月曜日に更新する「水嶋弘、探検隊」が、作者の都合により、遅れてしまったことを深くお詫びを申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。