糖尿病患者が一番陥ってはいけない心理状態に誘う書籍 | swordedge002のブログ

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糖質制限やMECはフードファディズムなアホがやる事。Ⅱ型糖尿病の身でこれらデタラメメソッドに頼らず改善する為のブログ

基本的には私の理屈と方向性が同じなのですが、専門家というのは専門外に関して無知である、ということを如実に物語っている書籍を紹介。

糖尿病は栄養をとれば健康に戻る/笠原友子

¥1,512
Amazon.co.jp


このタイトルにピン!と来てamazonの販売ページの紹介だけ読んで合点し、直ぐに購入してしまう人は、正直糖尿病を治すのは難しいでしょう。

その"早とちりして購入した"アクションが宜しくないのですよ。


この書籍の紹介にある通り、"糖尿病は(必須ミネラル)亜鉛を摂取すれば改善する"とありますから、拙者が常日頃"マグネシウムと摂れ"と言っているのと方向性は同じなんですね。
糖尿病患者は大概マグネシウム不足ですし。

ですが、糖尿病と診断されてその治療方法に関してろくに勉強せず他人に丸投げするようでは、最初から真剣に完治する気がないと言われても仕方がありません

糖尿病というのは患者の生活習慣に依存して発症する病気ですから、医師や栄養管理士は疫学等その分野でのアドバイスは出来ても、患者一人一人の生活習慣に関しては口出し出来ません。
システム・エンジニアやタクシードライバー等に会社の健康診断で糖尿病と診断された人が多いそうですが、
糖尿病の原因が医師や栄養管理士の分野外であるそれらの業務形態にあるのですから、当然無知なので致し方が無い事です。

当の本人が原因を己の生活習慣から客観的に判断するしかない。
だから私は糖尿病を治したければ、病院や医師に丸投げせず、まず己の生活習慣から改めろ、と言っているのです。

ですが現実は糖尿病と診断されるのは主に中高年ですから、長年培ってきた自分の地位やスキル(社会的技能)を捨てるワケにはいかない。プライドがありますから。

だから、今の悪しき生活習慣のままで糖尿病治療に臨むことになる
それが自堕落生活の"正当化"に繋がってしまうのです。
特に転職をしないと糖尿病が治らないような生活習慣であれば。

そして人間の心理として、
乱れた生活習慣を正当化してしまうと、糖尿病になった悪しき原因として必然的に「食べ物に矛先が向けられる」

なので結果「炭水化物が悪い、糖質は毒だ」と思い込む事になります。

これが所謂フードファディズムです。食べ物の病気への影響に関する過信ですから。
そもそも糖質制限法というのはフードファディズムに陥らなければ嵌る事はありません
客観的に食べ物に対する栄養や毒性を判断出来ている人は、当然の如く糖質制限法のデメリットも正しく認識出来るので、実践に慎重になるのが当たり前なのです。

逆にフードファディズムに陥る事は、当然ながら客観的判断力を失うので糖尿病患者にとってプラスになる事は殆どなく、マイナスのでしかありません
それはフードファディズムに陥った糖尿人セイゲニストの悲しい末路を再確認すれば解ります。
モヤシ教祖


冒頭の書籍ネタに戻って、
「糖尿病は亜鉛摂取で良くなるんだ」と思い込んだ人は、食事療法として積極的に亜鉛摂取に励む前に、ちゃんと亜鉛について勉強するべきですね。

この書籍を購入しなくても、亜鉛摂取方法のノウハウなら、亜鉛に関するサプリメントのレビューを読めばいいのです。
その際低評価の方だけ参考にします。決して高評価の方を読んではいけません
これはサプリメント購入時の鉄則なんですが。

低評価のコメを読むと、殆どの人が過剰摂取により健康に異常が出ています。サプリメントなんて臨床試験もロクにしていないインチキなので信用する方が真性バカですが、ここでも結局は糖尿病を早く治したいという先走った心理が引き金になってフードファディズムに陥っているのです。
だから、真性バカになってしまうのです。
この時点で引き返せば客観的判断を失わずに済みます

亜鉛は通常の食事では推奨摂取量を満たすのが難しいのは理解できるのですが、それでも出来るだけミネラル・バランスを考慮した上で頑張って摂取し、それでも不足する場合にサプリメント摂取するのが無難ですね。当たり前の事なんですが。

結局はサプリメントに依存して亜鉛の過剰摂取になり糖尿病を悪化させても、そのサプリメントを購入して売買契約が成立している以上は自己責任です。
なのにそれを認められず悪化したそのウサを更に糖毒性に向ける等論外です。

こうなると明らかに客観的判断を欠いてしまいます。
「自分は絶対に何も悪くない。糖尿病になったのは糖質が悪い、そして炭水化物を食べさせた親や祖母が悪い」と。
でぶ化みさこ(改)

正に心理的に負のスパイラルです。
ここまで陥ったのが、某MEC主婦です。アレがフードファディズムの塊であることは周知ですから。
人気ブログ閉鎖前に血糖値を下げようとゴーヤだ菊芋だメトグルコだと…必死に頑張っていましたねぇ。
後追いをしたい人はどうぞご自由にw

亜鉛摂取が血糖値下げるそうですよ、リ○カさん。甘いモノが食べたい本能剥き出しで低糖質スイーツ爆食いしている暇あるなら広島に逝って牡蠣の爆食いをオススメしますがw

おいおい…。


で、この本の著者は栄養学専門でも明らかに心理学に関して専門外なので、ミネラル・バランス崩壊の観点でないと亜鉛を取り過ぎるなとは言えませんから、結局フードファディズムに陥らないで亜鉛過剰摂取を防ぐのは患者の裁量次第という事になります。


糖尿病治療の基本的方針は糖質代謝を健全者並みに戻すことであって、糖質摂取を止めて血糖値を下げることではありません
フードファディズムに陥って糖質制限法の後者の道を選んで血糖値が下がったというぬか喜びをしても、根本の糖質代謝異常は解決されていませんから、モヤシ教祖のように糖代謝に役に立つ栄養素でGI値が低いハズの玄米で血糖値が爆上がりしてしまう、糖尿病を治すハズが耐糖能オシャカというのは周知の事実です。


余談ですが、世間にサリンさえ撒いてくれなければ、フードファディズムを悪化させてしまった自堕落クンたちの楽園として、糖質制限サティアンがあった方がいいんじゃないかと、最近思うようになってきましたね。


確かにこの書籍の通り、"デブは兎に角痩せろ"が基本なので糖質制限もアリですが、糖質抜いた分のカロリーをタンパク質や脂質で補填して耐糖能悪化させたモヤシ教祖式の糖質制限法を薦めるのは如何なと。

結論は、この本を執筆した人がフードファディズムに…というお粗末。
まあ、それはマグネシウムを連呼している私にも言えるかもしれませんが、
こういう情報発信をする人は他人を引きずり込まないように気配りをしないといけませんね。

だから、その配慮が足りず自分の認識こそが正しいと情報発信してしまうから、
モヤシ教祖を始めとする糖毒教の社会悪軍団が叩かれる
んですよ。

糖質摂取は必要な人は栄養になるけれども、必要が無い人には毒になってしまう、というのが大体正しいのですが、
それが"万民にとって糖質は毒"と極端に思い込む心理の裏には、やはりフードファディズムの似非科学論(笑)があったのですねぇ。
糖質制限法が幾ら流行っても、糖質は毒と考えているのは世間的にローカルなセイゲニストの脳内だけ。


たまたま中古で見つけたので購入しましたが、内容は案の定でしたね。
血糖ダイエットを猿まねするのはバカのすること。糖尿病発症の原因は人によって違うのですから多少なりとアレンジをしないと。
 
それ以前に亜鉛にしろマグネシウムにしろ、こんな本を読まずとも糖尿病で栄養不足になっている事位自分で客観的に判断出来る位でないとアカン
何でも情報クレクレな人は楽な方向へ逃げているのでは?糖尿病を治す気があるのでしょうか?