ここから脱出たければ恋しあえっ2 | かるーく紹介日記

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ここから脱出たければ恋しあえっ2



 東京こうていわ。さて、「脱恋」の2巻です。葵子先輩ちょー可愛いです。はい、ちょー可愛い。先輩の黄金水がっ……じょろろろろろろ。最高、最高さいk、おや、こんな時間に誰だろr、うわ、やめr……




 人は皆、何かに閉じ込められている。

 社会に、人生に、家庭に、学校に、会社に、そして、自分自身に……。

 生きている限り、誰もがその檻の中から出ることは出来ない。



 この物語は、閉じ込められた密室の中で―――――。

 恋と愛と知恵を武器に、その檻を破り、自由の翼を得ようともがく―――――。

 ―――――少年少女達の戦いと恋愛の軌跡である。

(「ここから脱出たければ恋しあえっ2」冒頭より)




2巻あらすじ

 鍵翼高校に通う好青年・高炎寺悠真は、名無しさん@嵐属性と名乗る少女に、氷藤美羽、高炎寺乃々、岩井椛、渡雷紫苑、闇城千早と共に、鍵翼高校にとらわれていた。しかし、与えられた条件をクリアし、悠真は、美羽と紫苑の二人と恋仲になり、見事、高校から脱出した。

 これで、ようやくいつもの生活に戻れる――と思いきや、学校の外は、ジャングル?!戸惑う一行は、どうやらそこが絶海の孤島だと知る。そう、孤島と言う名の密室に閉じ込められたのだ。

 洞窟に閉じ込められた二人、聖宮葵子と大光内湊を救い出した面々の前に再び名無しさんはやってくる。

ここから脱出したければ、恋し合え!!




――これは、絶海の孤島に閉じ込められた八人の少年少女の過去と今を繋ぐ恋愛の軌跡である。




登場人物

 登場人物は、「炎」「氷」「雷」「岩」「闇」「無」「嵐」「聖」「光」とRPGの属性のようなものが苗字に入っている。


高炎寺 悠真(こうえんじ ゆうま)

 鍵翼高校204組。明るく誰とでも仲良くなれるような好青年で、女子とよく話している。話題に上がるのは「名古屋の統計」が多い。カラオケの十八番は千歳空港流氷慕情(作詞作曲・愛籐四菜)である。

 過去には、とても絵の上手い少年で、有名な芸術家が買いに来るほどであった。しかし、事故の際に妹の乃々を庇い、利き腕を負傷。大変なリハビリの末に、日常生活に支障がない程度まで回復したが、昔のように繊細な絵を描けなくなった。今でも腕には傷が残っている。

 閉じ込められた鍵翼高校の美術室に、かつて描いた絵があり、それを美羽が見つけてきたことで発覚した。

 1巻終了時点で、美羽と紫苑から告白を受け、どちらとも付き合うと言いきり、公認の二股をかけている。

 2巻終了時点で、葵子から告白を受けて、さらに、椛への本心から四股と判断され、公認の三股(葵子のことは、まだ言えていない)になっている。




氷藤 美羽(ひょうどう みう)

 鍵翼高校2年生。ツンデレ口調で、物事に素直になれない性格。ヘッドホンとツインテールで、幼児体型。幼児体型に関しては、美羽に言うと激怒して噛み付いてきたり、蹴ってきたりする。

 過去には、ニューミステリアン進化大学付属研究所と言うIQ180以上の天才と呼ばれるもの達が選ばれ、次世代の人類について研究する世界随一の探求機関に所属していた。そのためテストの点も非常によく、毎回トップである。主な研究は、人間の意志、記憶を他人に移す研究。そして、それがその人本人と言えるのかどうかと言うこと。

 また、悠真に、友・エイプリル・アディスンと同じことを言われ、悠真のことが好きになる。

 1巻終了時点で、紫苑と共に告白して、悠真の恋人になる。

 2巻では、悠真への依存度が高くなっており、ツンデレだが、かなり好意を表に出している。




渡雷 紫苑(わたらい しおん)

 鍵翼高校307組。薙刀部部長。高校内に閉じ込められた中で、一番年長だと思われる。頭が固く、頑固で、軟派な様子を嫌う。当初、悠真のことも、あまり褒められる様子でなく、少し嫌っているようにも見えた。

 過去には、姉を尊敬していたが、姉が自分からの尊敬に応えるために努力し続け、精神が崩壊し、紫苑が自分に追いつかないようにするには、紫苑に傷をつけ、一生追いつけないようにすればいいと言う結論に至らせるまでになってしまった。そのことから、紫苑は、自身の選択を間違えないように、としていた。しかし、悠真に「間違えた時はどうするのか、正しい選択が選べない時はどうするのか」と問われ、そして、悠真が「間違えそうになったら俺が注意してあげますよ」「ずっと」と言ったことを切欠に、好意を持つ。

 1巻終了時点で、美羽と共に告白して、悠真の恋人になる。

 2巻では、葵子と再会する。悠真との仲をより深めようと熱心にアプローチを仕掛けてくる。




聖宮 葵子(せいぐう あおいこ)

 鍵翼高校3年生。紫苑の親友で頭が固く、頑固で、軟派な様子を嫌う。紫苑とは似た者同士である。

 9年前の出来事だと思われる、天竜川児童キャンプでの廃病院に閉じ込められた事件で、犬に噛まれてしまい、そのときに悠真に助けられていた。

 また、従姉妹が鮫に噛まれたことから、トラウマになっており、鮫や犬などの噛み付く動物が苦手。

 釣り中に鮫が現れ、悠真に飛びつき失禁してしまった。また、悠真に助けられていたことから、悠真に恋心を抱くが、親友の紫苑の恋人を好きになってしまったという邪まな思いからか、横恋慕はダメと言う頭の固さゆえか、未だに紫苑には言い出せていない。




大光内 湊(おおこうち みなと)

 鍵翼高校2年生。悠真の親友で、決して恋愛感情はない。それゆえに、無邪気にベタベタと抱きついたりキスしたりとスキンシップをするため、乃々からは嫌われている。邪まな感情がない分、とっつきにくい。

 実は、悠真の祖父・高炎寺怜一とそのメイドとの間に生まれた子供で、戸籍上は、悠真の叔母にあたる。そのことが原因で、一度四年ほど前に失踪しようとした。

 悠真に気にしないといわれ、親友としての関係を深める。




岩井 椛(いわい はな)

 鍵翼高校2年生。高炎寺に仕えるメイド。幼い頃は、メイドではなく悠真の友だちだった。現在はメイドとして、悠真に仕えており、下僕扱いを受けている。

 頭にハイビスカスの花飾りをしているのが特徴。

 東京皇帝で言う、八田雪絵のような扱いである。

 昔は、両親はそれなりの財力を持つ、高炎寺家の友人だったが、破産。椛を置いて逃げてしまう。椛をメイドとして雇うことになるが、湊の母の件から悠真は「下賎の輩は、所詮下賎だ」と祖父から言われ、椛を女性として扱えず、下僕として扱っていた。

 それは、椛自身を守るためでもあり、そのことは、椛が誰よりも感じていた。

 メイドの時は「坊ちゃん」、素の時は「悠真君」と呼ぶ。

 2巻では、悠真が椛のことを大事にしていた事実をあらためて実感し、「助けるから、そのときまでは、待ってろ」と言う言葉と共に、名無しさんに交際と認められた。




高炎寺 乃々(こうえんじ のの)

 鍵翼高校1年生。悠真の妹。竹井10日作品ではおなじみの血縁の超ブラコン妹である。兄への好意は狂気じみたところもある……が、竹井10日作品の妹は、だいたいそんなもんである。頭に、悠真から貰った「SK・プーさん」を頭に乗せている。




闇城 千早(あんじょう ちはや)

 今回、唯一、閉じ込められた側の人間で、鍵翼高校の生徒ではない。記憶喪失で自分の名前すらも分かっていなかった。名前は、生徒手帳より判断したもの。

 見た目は完全に美少女であるが、制服は男子の制服を着ている。その体には、なにやら特殊な事情があると思われるが……。




名無しさん@嵐属性

 宇宙服にフルフェイスヘルメット、そして猫耳というファンキーな見た目で、素顔は分からない。また、生脚が見えるのも特徴。2ちゃんねらーのような言動をする。ヘルメットに文字が表示されて「うおっ、前が見えねぇ」はお約束。




感想

 ちなうんですちなうんです!べっ、別に、黄金水じょろじょろなんてイベントは期待してないんだからねっ!

 葵子先輩が可愛すぎて半端なかった!