7月31日(日)
4年振り、2度目の「ニュウ」登山。
山頂からの素晴らしい景色を楽しみました。
お腹も空いて来たので、山頂の下にある広場の端で昼食とします。

今日のメニューは、手作りのお握りと、カップスター。
涼しい山頂では、温かいカップ麺は格別。![]()
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座った岩の間に、可愛い花。
グーグルレンズで調べたらフクジュソウと出たが、違うよね~。![]()
2,352 mの山頂で出会ったトンボ
「ニュウ」山頂にはトンボが多くてびっくり。
食べ終わり、景色を見ながら休憩していたら、目の前にそのトンボが飛んで来た。

トンボを見ると、いつもの記念撮影。
早速、指をグルグル回してスキンシップ。
記念撮影してそっと元の所に放しました。
お疲れ様~![]()
ところで・・・
トンボって2,000 m越えの高地でも生息できるの?
調べて見ると
アキアカネは、羽化して間もなく涼しさを求めて旅をするようです。行き先は高原。その理由は、夏の暑さが苦手なようで涼しい高地へ避暑旅行。そして、涼しくなると産まれた場所に戻るようです。(図鑑.JPより抜粋)
目の前に飛んでいるトンボ達も、いずれは人の住んでいる世界を飛び回るのかな?
ニュウ山頂で記念撮影したトンボとも、秋風が吹く頃、低地で出会えるかもしれないね!![]()
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パンパンに膨れたお菓子の袋
食後のデザート!とお菓子を取り出したら、袋がパンパンに膨れていた。
標高2352mは気圧も低いので、こうなってしまうようだ。
以前聞いた、知人の話しを思い出した。
山登りしたとき、持って来た菓子袋が膨れたのを見て「腐ってしまった!」と勘違いして捨てたそうだ。
気圧の事を知らないと、そう思うかもね!![]()
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ちなみに気圧が半分になると、空気の体積は約2倍になるそうだ。
このお菓子袋が破裂するのは、標高何メートルだろうか?
そんな疑問を、分かりやすく説明しているサイトがありました。
ご興味ある方はご覧ください。
お菓子を袋から取り出したら、匂いを感じたのかアブがやって来てリュックにとまった。

ヘリヒラタアブかな?
トンボと一緒で、暑い平地から避暑に来ているのかな?![]()
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アブを眺めていたら、今度は膝にトンボが飛んできた。

さっき記念撮影した子だろうか?
まさかね!![]()
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素晴らしい自然の中にいると、昆虫も優しく接してくれるようだ!
山頂で出会った一人旅の女性
トンボ達と同じように、山で出会う人は心も通じやすい。
今回も素敵な出会いがありました。
昼食をしていたら蚊取り線香の臭いがしてきた。
「蚊取り線香の臭いだ!」と声を出したら、「ごめんなさい!私です」と隣で昼食をしていた女性。
その声の主を見ると、駐車場で私の車の隣で蚊取り線香を用意していた、島根Noの車の方だった。
一週間旅している途中でのニュウ登山。
島根県から長野に来て、直ぐに蓼科山登山。そして八島湿原にも行き、さらに美ヶ原高原を歩いて来たそうだ。
美ヶ原では、凄く綺麗な虹を見たようで、私も昨日見たばかりだったので、虹の話で盛り上がった。
話によると、ご婦人一人で車中泊しながら長野を楽しんでいるそうだ。
そろそろ長野の旅も終わりで、この後、島根に帰られるようだが、その途中奈良県へ立ち寄りし、お寺や滝などを見ながら帰る予定とのこと。
凄く活動的な女性だね!
凄い❗![]()
話はここからのコースの事となり、まだ未定のようだ。
そこで、以前私が歩いた中山~高見石を経由して駐車場へ戻るコースをご紹介。
結果、そのコースに決定となり、エールを交換し合った後出発されました。
彼女の長い旅はまだ続きそうだ。
無事で楽しい旅でありますように!と後ろ姿に祈りました。![]()
ここで蚊についてのワンポイント情報。
トンボやアブは高所でも生息しているようだが、蚊は1000mを超えると少なくなるようです。
「蚊の種類によりますが、日本ではマンションの3階くらいまでの高さが限界ではないかといわれています。ただし、海外では上空1000mの空中で蚊の大群に出会ったという記録があるそうです」(ウエザーニュースより)
島根の女性と別れた後も、暫く休憩。
その間も、登って来る人は途切れない。

狭い山頂にも、人がいっぱい。

時計を見ると登頂してから約1時間。
素晴らし景色に、大分ユックリ休憩していた。
これからやって来る人達のために場所を空けましょう。
ニュウからの下山
早速、帰り支度をして下山開始。
一段下がった所に道案内。
案内に向かって右へ行くと中山峠方面。
以前来た時は、中山峠~高見石~白駒池で戻った思い出の道だ。
先ほど出会った島根の女性も歩いて行った道で、戻るには2時間以上かかる。
今日は無理をせず、来た道を戻ります。
登りは息が切れるが、下山は脚が疲れる。
戻る道は、大きな岩や根っこのある下り坂。転ばないよう注意しながらユックリ下山。
途中、木がいっぱい倒れていた。

こんな姿の木も・・・。
大きな岩にへばりつく木。

自然は逞しい!
下山は疲れる。
途中で座り込んでしまった女性がいた。
無理をせず、ユックリ降りて下さいね!
急坂を下り終え、雨でグチャグチャな登山道に戻った。
その道に「にゅうの森」と言う案内。
自生するコケも大事にして後世に残したいね!
森の中は倒木がいっぱい。

これも異常気象のせいだろうか?
1時間程で湿原まで戻って来た。
この頃になると、かなり足が重くなっていた。
今年は暑かったので、歩く時間が少なかったせいだな!と運動不足を痛感。
程なくして、白駒池の周遊路に合流。
湖面を渡って来る風が心地良かった。
周遊路は登山道と違って人が多い。
娘さん親子と歩くオジイサン。

幸せそうで、思わず二ッコリ!
右回りの散策路回りにも苔がいっぱい。
岩の上に、カブトムシのような姿の木が目を引いた。

周遊路に合流してから、10分程で高見石への登山道入口に到着。
今度来た時は高見石へ行って見よう。
前回、高見石へ登った時は、ホシガラスと出会えた思い出の場所だ。
ホシガラスと出会った高見石。
その時の様子をご紹介。
吉永小百合さんCMの「白駒の池」
この景色を見ると、吉永小百合さんのJRのCMを思い出す。
山荘前のベンチで休憩・昼食する人達。

山荘内を見ると、食堂は満席だった。
今日は日曜日、紅葉シーズンより少ないが、それでも大勢の人達で賑わっていた。
喉も乾いたのでソフトクリームを購入して、山荘横のベンチで頂きました。![]()
疲れた体に、冷たくて甘いソフトクリームは、とても美味しかった。![]()
2115mの高地の白駒池は、猛暑が続く平地と違い、とても涼しっかった。

冷たいソフトクリームを食べたら、元気も復活。
さあ、駐車場へ戻ろう。
戻る途中の道脇に東屋。
木陰の東屋は大勢の人でいっぱいだ。
コロナ感染気を付けてね!![]()
東屋の前も素敵な白駒池。
今度は紅葉の白駒池を見に来るとしよう!![]()
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東屋を過ぎると駐車場へ続く森の道。
コロナ禍以前はすれ違うのも大変なほど人が多かった。
その頃と比べると本当に静かだが、コロナ禍当初と比べ増えてきたようだ。
駐車場に戻ると観光バスが停まっていた。
コロナ禍にも慣れ、観光バスも増えてきたようだ。
これから白駒池へ向かう軽装の人達。
今回、白駒池散策路ですれ違った人達の多くがマスクをしていない。
今、爆発的なコロナ感染者数の増加中。
互いに「自分が掛からない。人にうつさない」ように注意し合いましょう!
駐車場に戻りました。
まだまだ、やって来る車は途切れない。
駐車場のお兄さんにお聞きしたら、土曜はもっと混雑していたようだ。
土曜でなく、日曜の今日来て良かった。
車に戻ると、山頂で出会った島根からやって来た、蚊取り線香の女性の車はまだ停まっていた。
「ニュウ」山頂から中山~高見石を経由すると、時間は1時間半ほど余分にかかるので、まだ高見石辺りにいるのかもしれない。
また何処かでお会いできると良いね!![]()
車のダッシュボードに置いてあった駐車整理券
そこに書かれたイラストは、ニュウの森の案内に書いてあったイラストの「コケ丸」だった!
以上で、2回にご紹介した白駒からニュウへの登山も終わりです。
今日の記録
時間:4時間40分(昼食休憩約1時間含)
距離:6km
標高差:約330m
コース
途中道を間違えたが、登山地図のヤマップがあり助かった。
やっぱり地図は大事だね!
距離と標高
久し振りの「ニュウ」登山、本当に楽しく、そして少し疲れました。
キツイ登山だったが登り切った時の満足度は、その頑張りに比例して増える!と思う。
年を取るとともに体はきつくなるが、その喜びを得るために日々鍛錬して頑張ろうと思います。
「ニュウ」登山に
最後までお付き合い有難う御座いました。![]()






