夏の高見石と丸山
7月11日
白駒池から高見石と丸山
白駒池で記念撮影をし、高見石への山登り。
左へ行くと白駒池一周。右が高見石。

石ころの坂道が続く。

途中、大きなこぶのある木に出会う。

道脇に咲く可愛い花
ゴゼンタチバナ

苔の生えた山道を楽しみながら登る事の出来る道。
でも、いつもより苔が乾いた感じ。
雨が少ないからか?
程なくして高見石小屋に到着。

時間は11時半。
すぐ岩山を登りたい所だが、まずはお握り1個の昼食。
1個とはいつもより少ないが、今は我慢してね!と連れ合い。
何故だろう?
その答えは、後で山小屋へ寄り納得するのだが…。
(苦笑)
目の前に、名前の分からない花が疲れを癒してくれる。

食事休憩後すぐ岩登り。

何度も登っている岩を渡り歩く道。
赤い丸印を目指して登るが、いつになく怖く感じる。
無事岩の上に到達。
ここから見る白駒池が印象的で好きだ。

回りの山々もクッキリ見えた。

ここは大きな岩を積み重ねたような岩の上。

本当に大きな岩いっぱいの頂上。
回りの景色を堪能。
足元には高見石小屋の赤い屋根。

赤い屋根を見ていたら、登って来るオジサン一人。

コースを一歩一歩確かめながら登って来た。
安全第一だね!
しばらく景色を楽しんだ後、
高見石小屋へ戻る。
降りる時登って来る一団とすれ違う。
その中のオバサン。
途中まで頑張って登って来たが、
私には無理だよ!ここで待っているから登って来て!
そうですね!
石から石を渡りながら登るのは結構大変。
無理をしない方が良いが、
あの景色を見られないのは可愛そう!
大きな石の道を譲り合いながら、無事降りて来て、
直ぐ向かったのが高見石小屋。
お目当ては、ここの名物「揚げパン」

岩の頂上へ登る前、お握り一個だった理由は、
そうなんです!揚げパン食べたいから。
揚げパンだから外で食べる人が多い様だが、
山小屋の中が素敵だったので、
今回も靴を脱いで、あがって頂いた。
素敵な中の様子をご覧ください。

日の出が、午前4時半。日の入りが午後7時。
分かり易く時計で表示。


天井にはランプがいっぱい。

そうだ!
山の上は電気が来ていないからランプだ!
山小屋に止まったことない私としては、
見るもの全て新鮮。
しばらく待っていると、揚げたてのパン。

本当に美味しい揚げパンです。
味は「きな粉」と「ココア」を頂きました。
飲み物はホットココア。
美味しい揚げパンを頂きながらお兄さんとお話しを少し。
観光地として有名になったお陰で、軽装で登って来る方もいるそうだ。
中にはハイヒールで登る方もいるそうで、
捻挫して山小屋へ助けを求めに来る人もいたそうだ。
観光地化するのは良いが、ここはやはり高い山の上。
ちゃんとした服装と装備で登ると良いのだが…
とお兄さんの一言。
本当に同感です。
せめて登る前に調べて、そこにあった服装で登りたいものだ。
そういう私達、
実は小銭を持ってなく、お兄さんに迷惑をかけてしまった。
山小屋なので釣銭なくなる事もあるそうだ。
小銭を持って登のがマナーですね。
反省! 

ホシガラスの事も聞いてみた。
つい最近までは手から餌を食べそうになる程慣れていたようだが、
最近来なくなったそうだ。
どこか他の山小屋へ行ったのかな?
とお兄さん。
今回、ホシガラスに会うことは出来なかった。
またの機会に、会いに来るとしましょう。
ホシガラスの話になると、
黒曜の森で出会ったご夫妻を思い出す。
ホシガラスに出会えたかな?
ホシガラスと会った時のブログ
お話していたら電話が入る。
話の内容からすると、山小屋へ宿泊する予約の電話のようだ。
お邪魔しないよう、ご挨拶して山小屋を失礼した。
30分程の休憩でした。
お腹も程々に満足したところで、次の目的地「丸山」へ向かう。
少し進むと分岐点。

我々は丸山方面。右側です。

登り切った所が丸山の頂上。

標高2329m 高見石より高い。
丸山の頂上は、ここが頂上?と言う程樹々に覆われている。
見晴らしも無く、標柱があるだけ。
目の前は縞枯れの樹々

広場の片隅にある案内表示。

頂上では記念撮影して直ぐ下山。
下る斜面には苔がいっぱい。

でもここも、前回来た時よりは乾いた感じ。
今年は雨が少ないようだ!
程良く降り、災害の無い事が望まれるのだが、
思うように行かない異常気象。
それでも頑張って岩に張り付く苔。

苔に咲く花

ズダヤクシュと言うらしい。

空気も澄み切り、神秘的な森の中の下り道。

大分下った所の森で出会った素晴らしい景色。
光が差し込み輝く苔や樹々は、神秘の世界。

しばし、この景色に見とれてしまった。
降りきった所は縞枯れの林。

白と緑と空の青のコントラストがナイス!
下まで降りて来た。
山も良いけど、ホッとするのは何故だろう?

麦草ヒュッテが見えて来た。

この道の左側に何か所か、レンゲツツジ。
行って見ました。

広い草原に咲くレンゲツツジ。

足元には、ハクサンフウロが一輪。

麦草ヒュッテへ下る途中、
草原から駐車場に大勢の人達。

何かを調べているようだ。
駐車場にある車には、
林野庁 中部森林管理局と書いてある。

何の調査なのだろう?
観光客の多いこの麦草峠。鹿被害や安全管理の調査かな?
宜しくお願いします!
麦草ヒュッテの駐車場から、
車を停めてある駐車場に戻ります。
観光バスは既になし、
文京区立第六中学校の生徒たちは、
やはり縞枯れ山からピラタスの方へ抜けたようだ。
車に戻り、帰り支度。
外気温は25℃

やはり2000mを超える山の上は涼しい。
栗の花の花粉は気になるが、
窓をいっぱい開け、爽やかな風を肌に受け、帰路に着きました。
最後までお付き合い有難うございました。
