こんばんは!

SWL leather & silver
エスダブルエル

スタッフの田島いづみです。


今日はクラフトマンが使っている、ある道具にスポットを当ててみたいと思います。

その道具はこちら▼



「スーベルナイフ」というレザーカービング(革への彫刻)専用のナイフです。

このスーベルナイフを使って革を切り込むことで輪郭線を彫り、

その内外を刻印で叩いて図柄を表現するのが、簡単に言うとレザーカービングの基本です。

小学校の図工の時間で彫った木版画でいうと、「小刀」のポジションですね。



このスーベルナイフは、輪郭線を彫る以外にも色々な使われ方をしているんです。

カービングに細かな表情をつけるのにも使われています。

こちらの写真は、SWLを代表するフェザーカービングの最終工程。

羽のラインをスーベルナイフで彫っているところです。

間隔は1mmに満たない、繊細で緊張感のある作業です。



こんな風に仕上がります。

この繊細なラインが有るのと無いのとでは、迫ってくるものが違ってくると思います。



スーベルナイフは革に文字を彫るのにも使います。

オーダーメイドでレザーアイテムをおつくりする時、

多くの方が名前を彫るカスタムを希望されます。

SWLのネーム彫りは、アルファベットのスタンプを押すのではなく、

スーベルナイフで革に筆記体で彫る手法で製作しています。

こちらが文字彫りをしている写真です。

持つ部分を回転させながら、曲線をなめらかに刻むのは、

なかなか鍛錬の要る技のようです。



こちらは、美容室をされているご夫婦のための名刺入れ。

店名を彫りを表に彫ることで、誰が見てもオリジナル名刺入れと分かる、

オーダーメイドならではの一品です。



あとは、スベールナイフで革を刻む「カットワーク」だけで図柄を彫ることもあります。

こちらのパスケースは、唐草模様をカットワークで彫らせていただきました。

刻印で革を叩いて立体感をつける手法とは、また一味違ったさりげなさが魅力の、

SWLがご用意しているカスタムの1つです。



こんな風に、SWLの製作の中では欠かすことのできないスーベルナイフ。

クラフトマンが研ぎながら大切に使っている道具です。

この道具とそれを使いこなすクラフトマンの技で、

革に表情が刻まれたり、名前が刻まれた一点モノが生まれたりするわけです。

私はそれを見ていて、

道具とそれを使う職人の関係って、なんか素敵だなぁと感じます。

道具と職人が生み出した物を使う方にも、そんな素敵な関係が伝わればいいなと思います。

たまには、道具にスポットを当ててみたブログでした!

ではまた ^^ /~~~



SWLの製作手法についてまとめたページがあります。
興味のある方はぜひ一度ご覧ください↓↓↓

>> SWLこだわりの手仕事




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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Ryuji Tashima leather works


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