こんばんは!

SWL leather & silver
エスダブルエル

スタッフの田島いづみです。



オーダー品の製作と、8月12・13の群馬二人展に持って行くアイテムの製作が、

同時進行しているSWL工房ですが、

群馬に向けて出発するのが、ちょうど一週間後の8/10なんで、

ほんとラストスパートな感じになってきました!

主要な定番アイテムは全て展示予定なのですが、

まだ完成していないのが、SWLを代表するアイテムと言える「ロングウォレット」

あと一息で完成です。

今日はその製作風景から、手縫いの工程をのぞいていただきましょう。



まずこちらは縫い糸を通すための、縫い穴を開けているところです。

「菱目打ち」という、フォークのような道具を使って軽く穴を開け、



軽く開いた穴一つ一つに、「菱切り」という道具を刺し穴を貫通させます。

縫い穴の開け方が、縫い目の美しさや正確さを左右するので、

道具を差し込む角度などに気を配りながら、一穴一穴、慎重に開けていきます。



その縫い穴に、糸を通して縫合していきます。

SWLでは「シニュー」という、ミシンでは縫えない強靱な縫い糸を使っています。

そのシニューの両端に1つずつ針をつけて、2本の針で縫っていきます。



糸がついた2本の針をそれぞれ、縫い穴の両側から通します。

縫い穴の両側から糸を通すことで、糸はこのように8の字に交差します。

こう縫うことで、どこかで糸が切れてもポロポロとほつれていかないんですね。



8の字に通った糸を両側から引っ張り、また次の縫い穴に糸を通します。

一目一目縫い目が整っているかを確認し、力を加減しながら、

ひたすら縫い穴に糸を通していきます。

整った縫いには、時間と集中力と技術が必要なんですね。



SWLが時間と手間のかかる手縫いにこだわるのは、

「長く愛用してほしい」という想いからです。

手縫いは丈夫なだけでなく、たとえ糸が切れても縫い直しができるのです。

そして、独特の温かい雰囲気があって、使うほどに味のある表情に変化していく

シニューの縫い目に魅力を感じているからです。



一度手にとって、その魅力を感じていただけたら嬉しいです。



こちらのページに「HANDLER × SWL二人展 in 群馬」の詳細をまとめています。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


SWL leather&silver
Ryuji Tashima leather works


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