こんばんは!

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スタッフの田島いづみです。


一昨日は仕事を終えてから、

京都国立博物館へ「海北友松展」を観に行ってきました。



海北友松(かいほうゆうしょう)とは、

狩野永徳や長谷川等伯と並び称される、桃山画壇の絵師です。

今のこっている作品のほとんどは、晩年期(60歳以降)のものなんだそうで、

展示されているのも、ほとんど60〜70歳代の作品ばかり。

ただ、そんな歳の方が描いたとは思えない、力強い大作ばかりでした。

特に印象に残ったのは、この看板にもなっている

雲龍図

建仁寺方丈の襖絵として描かれたものです。



鋭い筆遣いと大胆な構図で、すごく迫力があるんですが、

墨使いがすごく情緒的というんでしょうか、

空気感が大らかで柔らかくて、何とも見ていて不思議な気持ちになりました。

ぼーっと見ていたら、気持ち良くなって眠くなりました。笑



狩野派に学びながらも、

そこに自分の個性を加え発展させていき

ほかの誰の作とも似ていない画風を晩年に確立してく海北友松。

衰えることなく、自分の道を最後まで真っ直ぐに進もうとする姿が浮かんで、

かっこええな〜、と思いました。

最晩年の絵は、さらに大らかで静かで、、

優しく包みこまれました。




京都国立博物館の夜間開館は、

観終わって出てきた時に広がるこの景色もまた、

最後の締めとして気分良く、帰路に着かせてくれます。



帰り道、家の近くの疎水にも数日前からホタルが飛んでいて、

この日も1匹手に取ることができました。(丸の中)



すぐ飛んで行ってしまいました。^^



京都のホタルはこれからが見頃です。

街中でも色んなところで見れますから、ぜひ来る機会があれば、

夜散歩してみてください。

この時期の夜散歩は格別で、私たちも毎晩徘徊しています。^^




※海北友松展は5/21に終了しております


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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