ニイハオ、ゴローです!
上海生活41日目です。
5時半起床、今日の上海の朝は、曇り空。

窓をあけると、涼しい風が入ってくるように
なりました。

大阪はまだまだ残暑がきつかったですが、
上海は、一足先に秋に近づいていますね!

さてさて、今日は中国関連の本の紹介です。

大阪行ったら必ず行きたかったのが、本屋だったんですけど、
あまり時間もなく、千日前のジュンク堂にちょっと立ち寄れただけでした、、、涙
ですので、今回はあまり本の収穫が出来ませんでした、、、

今回ご紹介する本は、そんな中で空港で見つけた本です!
上海に帰る飛行機の中で読了しました。

上海生まれの方が書かれている本でしたので、中国に対しての説明が、
どうしてそう考えるようになったのか?!みたいな背景まで丁寧に書いてあり、
中国を理解する上で、非常に分かりやすかったです。

では、自分の備忘録としてまとめておきたいと思います。

「本当はどうなの?これからの中国」 朱 建榮


本当はどうなの?これからの中国 (中経の文庫)/中経出版

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・中国人どうしの挨拶の場合、相手の出身地を聞く。それだけ地域により違いがある。
・人件費が上昇している沿海部は、物流、通信などの投資環境の大幅改善をどう生かすか。
高速道路、鉄道、地下鉄などもどんどんつくられ、インターネットの接続も2008年時点で、
利用者数は2億5000万人を突破し、アメリカを超えて世界一位。このような環境を生かす
投資と現地生産を考える必要がある。
・中国国内市場を狙え。数億人の中間層による購買力を活用しない手はない
・熟練労働者と経験豊富な管理者層、多数の日本語人材を活用すること
・日系企業は、中国で約1000万人の現地雇用をつくっていると言われている
・中国の長期的な発展のネックとなるのは、「水資源」である
・中国では、一人当たりの水所有量が、世界平均の四分の一しかない
・北京も構造的に水不足の問題があり、長期的にみて遷都しなくてはならないという議論もある
・2015年頃までは、人口が過剰で「失業率」も高くなる
・一人っ子政策の結果、2020年以降には急速な「高齢化社会」にはいる
・日本企業がチャンスをつかむための7つの方法
①「中間層」が主流を占め、民意が徐々に拡大し、民主化の方向に向かわざるを得ないという
発展と変化を的確に把握しておき、長期戦略を立てる。一方で、突然の変化に対しても
心構えをしておく。
②中国中央政府の動きだけでなく、地方や社会の変化を重視する。地域間の違いと発展段階の
差から生じるチャンスをうまくつかむ。
③中国の「ニュー、ニューリーダー」第5、第6世代のエリート層とのパイプをつくること。
1977年~79年生まれ世代からなる「第5世代」はすでに中央と地方政府や経済指導の
第一線に全面的に出てきている
④中国のプリントメディアとインターネットの棲み分けを理解した上で、マスコミ対策を重視する。
⑤日本の製品・商品をめぐるトラブルをただ「反日」の産物とだけ見ない事。そこに反映する
社会と民衆の心理を重視し、誠実に対応する
⑥市場の発展と消費者の意識・嗜好の変化は、経済発展の段階に応じて一定の世界的共通性が
見られる。日本や韓国、台湾などで20年~30年前の「社会転換期」に起きた変化の流れと
中国の発展段階との類似を研究し、その共通性や連動性に基づいて中国社会・市場・消費者の
ニーズを予測し、先手をとって対応策を練る
⑦社会の変化を観察し、現地住民の思考様式、希望、不満を的確につかみ、対話をすすめていく。
現地社会でのCSR活動を多く行い、地域の一員になるよう努力する