どうも、ゴローです!

ビジネスモデルとして非常に気になっているもののひとつに
フリーペーパーがあります。

雑誌、書籍の販売が年々落ちてきている一方で、
非常に成長しているのがこのフリーペーパー。

ただ、フリーペーパーにも勝ち組と負け組があるようです。

そんな注目のビジネスをテーマにした本が出版されていたので、
購入リストに書いておいたのですが、先日、たまたま入った
青山一丁目の流水書房でみつけました!

早速、購入!!

この本は非常に読みやすくて面白かったです。

また、フリーペーパーを事業としてやる上での各社のマーケティング論などが
非常に細かく記載されていて、非常に参考になります。

フリーペーパーをやらなくても、商売をやる上でのマーケティング知識として
読んでおいたほうが良いですね!


フリーペーパーの衝撃 (集英社新書 424B) (集英社新書 424B)/稲垣 太郎
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第一章 異業種出身の成功者たち

・日本のフリーペーパー2006より
2005年度のフリーペーパー発行社数は950社、1200誌、2245版、2億9375万1880部。

・ビデオリサーチが06年に行った全国新聞総合調査より
3か月に何らかのフリーペーパーを読んだ人の割合は66.5%でこのうち、30代の女性は82.8%にも及ぶ。

・フリーペーパーの種別
①コミュニティペーパー・・・住宅地での全戸配布型生活情報紙誌
②ターゲットマガジン・・・読者を切り分けた嗜好別情報紙誌
③ニュースペーパー・・・報道系

第二章 フリーマガジン大国・日本

・出版科学研究所の調査より
2006年の出版物販売額は書籍・雑誌合わせて2兆1525億4000万円、前年比2.0%の減。
販売冊数は34億5423万冊で、前年比4.4%の減。

・出版科学研究所では雑誌の不振の原因をこう分析している
インターネットとフリーペーパーの普及

・リクルートは首都圏で60万部を発行し、フリーマガジンのブームを牽引している。

・R25 60万部、ホットペッパー565万部 若手市場を広くカバーしている。

・R25のコンセプトはどのようにしてまとめられたのか?
団塊ジュニア世代に向けた創刊プロジェクトが動いたのが03年10月
この世代の男性約1万人を対象にしたインターネットによるアンケート調査を実施 定量調査
回答より浮かび上がったこの世代の調査は、本人の所得は少なくても親と同居のため可処分所得が多い
テレビはみておらず、新聞を読んでいない
新聞は、半分くらいは日経新聞を読んでいるが、そんなに時間をかけて読み込んではいない
朝食をとりながら新聞を読むのは、40代以上の習慣である
この世代へのアプローチは、通勤電車内にある
オンからオフに切り替わる通勤電車
発行日を木曜日にしたのは、1週間のなかでのオンからオフへの切り替え日に合わせているから。
記事一本の長さは約800字
地下鉄ひと駅分の平均移動時間2分で読み切れる長さ
うしろのページに進むにしたがって、生活情報的なものに流れを変えているのも、オンからオフへの意識の流れ

・想定読者層を絞った無料誌がまだ手を付けていない分野がまだたくさんある。

・無料誌誌の生命線は流通方法にある。

・流通方法の代表的なもの
①ハンティング
②ポスティング
③オフィスデリバリー
④テイクワンラック

・流通方法をさらに最適化する方法
①大量消化
②ターゲット到達
③創刊、リニューアル時の認知度アップ
④イメージアップ(ブランディング)
⑤広告主へのアピール

・現在の無料誌のターゲットは主婦や学生、OLが中心で、生活情報や求人、クーポン、不動産がテーマの中心である。

・今後は、ビジネスマンやシニア、シルバー世代などへ、ターゲットがシフトし、テーマは趣味性や報道性に
焦点を当てたものに拡大していく。


続く。。。

この本の中には、次なるビジネスのネタが非常に詰まっています!