>自衛隊合憲の根拠答えられず=芦田修正「理解していない」-田中防衛相
衆院予算委員会は2日午後、野田改造内閣で新たに入閣した5閣僚に対する質疑を行った。資質が疑問視されている田中直紀防衛相に質問が集中。「自衛隊が合憲とされる根拠は何か」との自民党の石破茂前政調会長の質問に、防衛相は明確に答えられず、「素人」ぶりをまた露呈した。
石破氏が「憲法9条2項の『芦田修正』が根拠ではないのか」と助け舟を出すと、田中氏は「私自身は理解していない。ご知見を拝聴しながらよく理解したい」と述べた。
憲法9条は1項で、武力の行使を「国際紛争を解決する手段としては永久に放棄する」と規定。ただ、2項で「前項の目的を達するため」戦力は保持しないとし、歴代政権は必要最小限度の防衛力は合憲と解釈してきた。2項は制定過程で芦田均元首相の提唱を踏まえ修正された経緯がある。
一方、社民党の照屋寛徳国対委員長は、自衛隊基地がある東京都の硫黄島の読み方を質問。防衛相は「いおうとう、ではないかと思う」と答えたが、照屋氏は「思う、とはいいかげんだ。防衛相は一刻も早く交代した方がいい」と反発した。
防衛相は就任後の国会答弁で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で自衛隊を警護している国名や、米軍の新戦略などについても明確に答えられなかった。(2012/02/02-17:51)
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