整理収納アドバイザーのsaikoです。
いつもブログに訪問していただき
ありがとうございます。
整理して、
時間の節約できたり
気分が良くなったり、
掃除がしやすくなったりと
いいことがたくさんありますよね。
でも、
あえて整理しない
という場合もあります。
それは、
認知症を発症した方の場合などです。
実際にわたし自身が、
普段、認知症のある方に接しているので、
整理しないほうがいいと感じています。
☆ファミリー・サポート・センターの
提供会員していますの
ファミリーサポートの、介護のサポートで、
いつも、お散歩買い物の付き添いなどで
お手伝いさせていただいているW様。
80代男性、老人ホームにお住まいです。
お買い物に行く予定で、お部屋に伺うと
鍵が見当たらないとのこと。
一緒に探すことにしました。
いつも決まった机の引き出しに
しまわれているのを知っていましたので、
一度引き出しの中身を全部出しました。
その際に、気を付けないといけないのは、
完全に元に戻すこと。
できたら
事前に写真を撮って戻すことです。
その方の、
頭の中にはどこに何が入っているのか、
画像として記憶されているようなんです。
ちょっと,
位置が変わってしまうと、
違和感を感じてしまいます。
探し物の最中に
「今、何探してるんだ?」と
何回か尋ねられます。
「鍵が無いので探していますよ。」
「あー、そうだった。」
結局鍵は見つからず、
スタッフの方に、
合鍵で施錠していただき買い物へ。
どちらに行きますかと尋ねると、
「ジャスコに行ってくれ。」
とのこと。
実は、W様は現在は
「ジャスコ」が「イオン」
に変わっていることは知りません。
お買い物ができたら
それでいいので、
名前が変わったとの
情報は必要ありません。
それを、
「今は、イオンという名前になっています。」
と言ったら、気分を悪くされるかもしれません。
認知症は、
新しいこと記憶することが
出来なくなっていきます。
でも、昔のことはよく覚えているんです。
「再生機能」は使えるけど、
「録音機能」の壊れたレコーダーと
心療内科の先生は説明されました。
「はい、わかりました。ジャスコですね。」
と、先週もW様とジャスコへ買い物に。
買い物中は、
鍵のことは、すっかり忘れているようですから、
あえて触れずに、
お買い物を終え無事帰りました。
買いたいモノが買えたので
とっても満足されて。
その後、
スタッフの方から鍵が見つかったとのこと。
どうやら鍵をパジャマのポケットに
入れたまま洗濯したようです。
とりあえず見つかって良かったです。
W様に限らず、
認知症の方は環境の
小さな変化で症状が悪化します。
以前、
在宅でサポートさせていただいた
80歳代の女性の方は
炊飯器が壊れて、新しいものに替えたら、
使い方が分からずに、
ごはんが炊けなったと聞きました。
こんなことで…
と思いますが、深刻です。
認知症の疑いがある方には、
整理を無理強いしないことが
大事です!
【日常生活の行動で認知症か分かること】
●今まではきちんとしていたのに
服装や、部屋が乱れている。
●お財布の中に小銭が溜っている。
これは、買い物をするときに計算できず、
お札で払っているから。
●冷蔵庫や食品棚に同じものがたくさんある。
いつ買っているか忘れているため。
など、注意してみてください。
認知症の初期かもしれません。
今日は、チョット深刻な話でした。