ちょっと前の映画見ちゃお！「イノセンツ」は、大人が気づかない子供だけのサイキックバトル！

「いらっしゃい、
マズル刑事、ミケット刑事。
今ならありますよ、マズル刑事が

見たがっていた「イノセンツ」

「お！やっと借りられるね？」

「ミケット刑事は
大友克洋の童夢は

見たことないですよね？」

「ないっす！アニメ化された
AKIRAとスチームボーイは
見てるっすけど。でもマズル刑事も
童夢を読んだのはすごく昔だから
忘れたって言ってたっすよ」

「1981年頃ですからねえ。
今回の映画は、監督のエスキル・フォクトが
童夢からインスピレーションを受けたと
語っている通り、そのまんまじゃん！的な
描写もありますが、なかなか面白いです」

「緑豊かな郊外の団地に越してきた家族。
９歳の次女イーダと、自閉症で

口の聞けない姉アナは、同じ団地の

ベンとアイシャと知り合います」

「団地だ！大友克洋の童夢だ！」

「アイシャは口の聞けないアナと
思考を共有できる不思議な力の持ち主で、
2人は次第に仲良くなります」

「ふんふん」

「一方妹のイーダが
最初に仲良くなったベンは、
手を使わずに物を動かせる
サイキックパワーがあり、
夢中になって遊びながら
段々とパワーが強くなっていきます」

「おー」

「次第に4人は一緒に遊んだり
共に時間を過ごすようになるのですが
大きなパワーを使えるようになったベンは
その負のパワーの矛先を感情の赴くままに
周囲の人たちへと解き放つのです」

「こわ！」

「団地にいる猫。
近所の少年たち。
そしてついには自分の母親にまで、、、
人を操れるようにまでなったベンの
サイキックパワーは

どんどんエスカレートして
周囲の人に向けられます」

「ええ！」

「そのことに危機感を覚え
止めなければと思ったイーダが、ついに
ベンと対決することを決意するのですが…」

借りていくわ！」

「マズル刑事、この映画
ハリウッドみたいなケレン味はないけど
北欧のアートっぽい映像も相まって
地味におもしろかたっすね」

「そうだな。超能力の描きかたが
リアルっぽくていいよな。
大人が知らないところで
子供たちの戦いが行われてる感じ」