「マズル刑事、
こんなに優秀な俺のところに
そろそろヘッドハンターが来ないっすかね?」
「誰が優秀だって?」
「ミケット刑事、
受付にお客様が来てるみたいだけど?」
その日の夜
「いらっしゃい、
マズル刑事、ミケット刑事
個人情報ダダ漏れで、セールスが299署にまで
来てるらしいですね。そんな人に
ヘッドハンターは来ないでしょうね」
「誰に聞いたんすか!」
「ありますよ、ノルウェイ映画で
ヘッドハンターのサスペンススリラー」
「おお!ノルウェイ映画って珍しいね」
「マズル刑事は、
ミレニアムシリーズとか見てますね。
「ドラゴン・タトゥーの女」とか
あと、ディザスターパニック映画系の
津波を描いた「ザ・ウェイブ」とか
地震を描いた「ザ・クウェイク」
海底油田「バーニング・シー」なんかも
ノルウェイ映画でした」
「ああ、全部面白かったね」
「今回はどんな映画っすか?」
「主人公は優秀な人材を
引き抜くヘッドハンターで
美女の奥さんと豪邸に住んでるんです」
「ああ、うらやましいっす」
「でも、実は豪華な暮らしを続けるために
裏では絵画泥棒をやってるんです。
ロジャーは身長が低くて
顔もまあまあ、コンプレックスを
盗んだ資金力でカバーしてる感じですね」
「じゃあ、うらやましくないっす」
「警備会社に勤める仲間のオーヴェが、
お目当ての屋敷のセキュリティを切って、
その間に絵画を偽物のプリントアウトした物に
差し替えてるんです」
「発見を遅らせるために
周到に用意してるんだね」
「ある日、ロジャーは
妻のダイアナの画廊のパーティーで
現在は求職中で元エリート軍人の
クラスを紹介されます。彼は超小型GPSを
開発した企業の最高責任者で、
会社を売却して、相続した祖母の家がある
ここへ引っ越してきたんです」
「ふんふん」
「ロジャーは、今自分が扱ってる
パスファインダー社にクラスを
推薦しようと考えるんです」
「ヘッドハンティングっすね!
うらやましいっす!」
「で、妻のダイアナからクラスの家に
ルーベンスの幻の名画があるらしいと
聞いたロジャーは、仕事は紹介しつつ、
絵もいただこうって考えます」
「ああ」
「仲間のオーヴェがセキュリティを
切ってる間に無事にクリスの家に忍び込み、
絵画をすり替えたロジャーは、
窓の外で遊ぶ子供たちの姿を見て、
ふと思い立ち妻のダイアナに電話します。
子供が欲しいダイアナと、
欲しくないロジャーは喧嘩をしてて、
気になったんですね」
「早く逃げないと!
のんびりしてるやん!」
「そしたら、クリスの寝室のベットから
携帯の音が!」
「ええ!どうゆうこと?」
「奥さんのダイアナは、喧嘩して
衝動的にクリスと浮気してたんですね。
携帯を忘れて行ってたんです」
「あら~」
「高身長のイケメンと浮気され
激おこのロジャーですが、
なんでクリスの家にいるのかは言えないし
紹介するはずだった、クラスの
パスファインダー社への話は
なかったことにします」
「まあ、そうだろうね」
「ある朝、車で出かけようとすると
なぜかロジャーの車の中で、
警備会社に勤める仲間のオーヴェが
シートに仕込まれた毒針で死んでいます」
「ええ?」
「もしかしたら、クラスが盗難に
気づいて、紹介を反故にしたこともあって
自分を始末しに来たのかと思い、
とりあえず遺体を処理しようと、
近所の湖に車ごと沈めようとした
ロジャー。しかしオーヴェは瀕死状態で
息を吹き返します」
「あらま」
「とりあえず隠れ家に連れていくと、
苦しむオーヴェは病院に連れて行けと頼みますが
ことが大きくなることを恐れたロジャーは拒否。
揉めあってるうちに、弾みで
オーヴェを撃ち殺してしまいます」
「あかんやん!」
「そんなロジャーの元に
クラスが追ってきます。しかし
クラスが執拗に追ってくる理由は
絵画の盗難ではなかったんです」
「ええ?」
「更にロジャーには、浮気相手の
ロッテという女性がいましたが
彼女も、単なる浮気じゃなく
ある目的で近づいてきていました」
「ええ!」
「ロッテが近づいてきた理由は
クラスと結びついています!
果たしてクラスの本当の目的は?
ロジャーはクラスの追跡をかわし
無事に生還できるのか?」
「いいね!借りていくよ」
「マズル刑事、
おもしろかったっすね!
「追跡をかわし逃げ出してから、
全ての謎が解かれた
エンディングまで一気だったな」
「逃げるために肥溜めに潜ったり、
犬に噛まれたり、トラックに
車ごと轢かれたり、ある理由で髪の毛を剃って
剃刀負けしまくったり」
「100分にぎゅっとまとまってって
よかったっす」
「俺は、ヘッドハンターは
もう来なくていいっす!
早く出前に来て欲しいっす!
GPSでチェックするっす!
ああ!まだこんなところをウロウロと!」
....................マズル刑事のオススメ映画...................
「ヘッドハンター」
低身長のさえない風貌ながら優秀な人材を引き
抜く敏腕ヘッドハンターとして名をはせ、誰もが
うらやむような美女と暮らしているロジャー。
しかし豪勢な生活を続けるため警備会社に勤務
するオーヴェと組み、美術品を盗んで生活資金
へと変えていた。ある日、妻のダイアナの画廊
のパーティーで、現在は求職中で電子機器の分野
で超小型GPSで成功を収めた、元エリート軍人
のクラスを紹介される。ロジャーは彼を、今
扱っているパスファインダー社に推薦しようと
考えたが、ダイアナからクラスが有名な絵画を
所持していることを聞き、盗むことを企てる。
彼の家に侵入し無事に絵画を盗むことに成功した
ロジャーが、ふと思い立ち妻に電話すると、
なぜかクラスのベット脇で妻の携帯の音が鳴る。
それをきっかけにロジャーは人生最大最悪の
トラブルに巻き込まれていくのだが…。
「ミレニアムシリーズ」のスタッフが放つ、
北欧製サスペンス・スリラーに、
マズル刑事のツイッターっす!
油断してたら更新されてるっす
https://twitter.com/mazuru299keiji
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