「はーい！今日はね、私がドンちゃんの次に
好きになった俳優、イミンギの怖い怖い映画、
「その怪物」をご紹介します」
「ミンギって第二のドンちゃんって
たまさんが昔、言ってたんすよね？」
「あら！ミケちゃん、すごいじゃない。
覚えてたの？ドンちゃんが最初にスカウトされて
入った事務所で、ミンギもスカウトされて、
最初はモデルをしてて、そのうち俳優に。
ともに大学の時にスカウトよ。
二人とも高長身！！誕生日も1月16のミンギと
1月18のドンちゃんで近いし！！
さらに、ドンちゃんと同じように
訛りがあって直すのに苦労したとか
とにかく、なぞったように経歴がよく似てるの！」
（知ったかぶりで）
「二人は、俳優としても似てるんすよね？」
「はあ？なんですって？」
「え？」
「お前余計なことを！」
「あのね、ミンギは韓国のスターなのよ。
韓国のドラマ、映画で大活躍よ！でも
どんちゃんはね、今やもう、ハリウッドスターで
宇宙規模の活躍なの、同じ枠っていうなら
トムクルーズ、、、いや、違うわ、、
枠に入れたらダメなのよ！何言ってるの！」
「唖然」
「あのー、そろそろ映画のご紹介を」
「あ！そうっす、映画の！」
「そうね、、映画の時間だったわ」
「行くわよ。
まずね、ジャンルとしたらバイオレンスと
サスペンスとスリラーを合わせたような
感じで、ミンギはとにかく怪物なのよ」
「あははは」（さっぱりわからない）
「どんな怪物？」
「止められない暴れ馬なの、殺人鬼なの！」
「ええ、、」
「でも、主人公はミンギ演じる怪物より
キム・ゴウンかも。彼女の演技がまたすごいです。
彼女の役名は、ボクスン！道に野菜を並べて、
露天商として日銭を稼ぎながら
妹と2人きりで暮らしてる。妹のことを
こよなく愛してるけど、ボクスンは
多分知能が小学低学年くらいなの。
妹は頭が良くて、ボクスンは妹が自慢。
ボクスンは暴力的ですぐ騒いで、街では
変人扱いされてたけど、本当は素直で可愛いのよ」
「へえ」
「で、ミンギの役は家族すらも
恐れる狂気の殺人鬼なのよね。
山の上で陶芸をしてるんだけど、
幼い頃から殺すってことに何もためらいもない
恐ろしい子だったの。義理の兄を虐待してた
父親を子供の頃に殺してます」
「ひえー！」
「サイコパスです！」
「その義理の兄さんだけど、話せば長いけど、
これを説明し始めるともう、
お話の全部を書かなきゃいけなくて大変よ。
「流れだけ簡単に言うと
ある社長が社員の女性に暴力を振るったの。
女性は会社を辞めたけど、
このままじゃ気持ちも収まらないし、
社長に直談判！殴った慰謝料をよこせっていうの。
社長が殴ってる動画を女に撮られてるから
世間に公表されたくない社長は
女にカネを払って動画が保存してある
ケータイと交換だってなって、
この金でケータイを取り上げてこいって」
「かなり大金すか？」
「そりゃ大金よ。だからその
主人公の義理のお兄さんが、
金欲しさに、金は自分がネコババして
ケータイだけ取り上げたい！そうだ
俺にはサイコパスの弟がいた！
あいつにケータイを取り上げてこいって
頼もう！って簡単に考えるけど
これがそもそも間違いだったのよ」
「サイコパスですもんね」
「まあ、弟に行かせるって点では
俺もそうするかもです！自分の安全は確保！」
「そりゃ、マズル刑事の場合、
危ない橋はミケットに渡らせるわよねwww」
「え」
「冗談よおおお！」
「う」
「でも、ケータイを取り上げるって、
普通の強盗なら取り上げるだけだけど
サイコパスは、
もう、殺すってことっすもんね」
「それよ、あ！待って強盗に
普通も普通じゃない、もなかったわ」
「もちのろんです
「でも、サイコパスの弟ミンギは
自分が利用されたって知ってるから
ケータイは渡さないわよ、簡単には。
実は彼は父親を殺してるから
家族とは絶縁されてるわけ。
だから、久しぶりにお兄さんから
連絡あって家族に会えて嬉しかったのかも」
「でも、兄さんは怪物を利用することしか
考えてない。兄さんは社長にケータイを
渡さなきゃいけないし、やばいっす
お金はネコババしてるっす」
「それよ、、」
「で、ここから、細かい話になるけど
社長に慰謝料を請求してた女は
自宅に怪物が来て殺されるけど
実は彼女には幼い妹がいて、その子は
姉さんが殺された部屋に隠れてたけど
捕まっちゃうのよ」
「怖！」
「でも逃げ出す！で、走りに走って、
キムゴウンが妹と暮らす民家に逃げ込んじゃうの！
しかーし、怪物は目をつけるわ！
ここから３人で怪物から逃げるけど
キムゴウンの妹は怪物にやられちゃう、、、！
残ったのは、知能が小学生くらいしかない
キムゴウンと、怪物に姉を殺された
本物の子供！この子供とl
そこに、大事な妹をサイコパスの
殺人鬼に殺されたキム・ゴウンが
二人で協力して、殺人鬼から逃げるって
お話だけど、、、、逃げ方が本当にすごいし
そのあとはネタバレするから
話せないけど、壮絶です！」
「え？」
「血と血と血よ！」
「血の海！」
「もう、肉を食べる気も失せる
血の海だったわ」
「ええ！」
「そんなわけで、今日は
夏の終わりに流しそうめんを
用意したわ！回る機械をもらったら
食べましょうね！」
「ええええええええ！
そんな流し素麺って、
この間、事件があったとこじゃないっすか！」
「え？そうなの？」
「話題ですよ！流しそうめんで食中毒！」
「やっぱり、暑い日はっすね、
よーく火の通ったジュージューした
お肉が安心っす！そんな水で回ってる
冷たいものなんて殺菌が心配っす！」
「あら、、、そう？まあまだ暑いし
食中毒予防には焼かなきゃかも！！」
「よかった、、、」
「ういっす！」
「さあて皆さんとはこの辺で。
この映画ね、ただのサイコパス殺人鬼ではなく、
よくよく、彼を観察して欲しい。
実は悲しいのよね、、私が勝手に思うに
ミンギ演じる主人公のテスは、
家族に愛されたかったんだと思うの。
兄さんに愛されたかったから、
兄を虐待する父親が許せなくて殺したし、
かあさんにも愛されたかった、、
殺人鬼だから恐ろしくて、母親が彼を
戸籍から抜いても、母親に会いたかった。
この映画、だんだん、物語が進むにつれ、
キム・ゴウン演じるボクスンと
幼い女の子に血はつながらないけど
家族愛みたいなものが芽生えて
助け合った生きるみたいな
ほのぼのになっていくんだけど、
サイコパスと呼ばれた殺人鬼が
最後ただ、血の海で死ぬ、
なんの幸せも知らず死ぬって
悲しい気がするな、、映画自体が
ラストでミンギを切り捨ててるって感じ。
まあ、ミンギが好きっていうのもあるけど。
もう少しやりようがあった気が、、。
私の大好きなターミネータ−で
シュワちゃんが自ら高炉の中に入って
最後指を立てて沈んでいくでしょ。
自らを世の中から消すことで
地球の平和を守ったシュワちゃん。
あのシーンは泣きました。
勝手ですが、そういう救いが欲しかったの。
そんなこんなで
私はこの映画３.５マズルかな。
それでは来週までちゃお！」
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