週末のお楽しみ4コマ漫画！「ココ・アヴァン・シャネル」は、シャネル歴史の前半部分がびっくり？

「マズル刑事、シャネルの人生を
描いた映画っすけど、主演はアメリの
オドレイ・トトゥっす」

「アメリって、もう20年以上
前の映画なんだな。
流行ったよなあ、
クレーム・ブリュレ」

「食べたいっす！クレーム・ブリュレ
オドレイ・トトゥは、

ダ・ヴィンチ・コードにも出てたっすね」

「母親を亡くして、父親に

孤児院に預けられたガブリエル、

のちのココシャネルと
アドリアンヌの姉妹」

「修道院みたいなところで、
ここで裁縫を学んでるんすね」

「大人になった姉妹は

昼は仕立て屋のお針子。
夜はナイトクラブで歌を歌ってたんだな」

「レパートリーの曲の、ココリコっていう
鶏のコケコッコーから、ココっていう
ニックネームが来てるんすね。
全然知らなかったっす！」

「知ってる人少ないだろうなあ」

「そこのナイトクラブでアドリエンヌが
客の男爵と懇意になって、

その友人の将校で、資産家の

バルサンと知り合い、彼の屋敷に

愛人として潜り込むんだな」

「全然知らなかったっす！」

「他の客に顔を見せるなって

言われてるのに乗馬服みたいな

男ものの服を自分で作って、

バルサンと貴婦人達が

ピクニックをしてるところに乗り込むよな」

「愛人だけど、全然媚びてないっすよね。
太鼓持ちの、たの字もないっす！」

「ミケットとは、全然違うよな」

「うまい肉を食べるためなら
太鼓を打ち鳴らしてナンボっす！
どんどん鳴らすっす！」

「まあ、それはいいとして
そのピクニックにいた女優の

エミリエンヌがココのセンスを気に入って、

アドバイスを求めたり
ココがかぶっていたような

帽子をオーダーしたりする」

「最初のきっかけっすよね」

「ある日、ココは
イギリスからの客人の

ボーイ・カペルと出会う」

「2人は惹かれあって、すぐに結ばれる」

「バルサンも最初はあんまり
気に留めずにどうぞ誘ってやってくれって
感じっすよね、変な三角関係っす」

「愛人だからな」

「ココは、その後ボーイの出資で

パリに店を出し、アドリエンヌや

お針子たちと仕事を始める」

「ボーイ・カペルとの結婚を夢見るけど
彼は資産家との結婚が決まってて、
恋と結婚は別だと言われるっす」

「かたや、彼女に離れて欲しくない
バルサンは結婚しようと言ってくる」

「でもココは宣言するっす！
もう、誰の妻にもなりたくないと」

「成功した後の場面も

最後の方に出てくるっすけど
この辺のデザイナーとしての始まりまでを
描いてるんすね」

「でも、調べてみたらココからの方が
面白いぞ。イギリス首相チャーチルや
ピカソや、ジャンコクトーや、

上流階級との付き合いや
第二次世界大戦中は、パリ駐在の

ドイツの諜報員と交際していて、

彼女もドイツの諜報活動に関与してると
言われたり」

「全然知らなかったっす！
そっちの方が映画的っすけどね」

「逮捕されたけど、チャーチルが
関与して解放されたとか」

「全然知らなかったっす！」

「そこからスイスへ亡命してるし、
ファッション業界へ復帰したのは
10年以上後の70歳の時だって