「マズル刑事、
ショーン・ペンとメル・ギブソンが
ガチンコ演技の実話の映画化！
見応えあったっすね」
「この間、たまさんが
「マルモイ」っていう
韓国語の辞書を作る映画を紹介したけど、
これは世界最高峰と言われる、
オックスフォード英語辞典を
作った人の話なんだな」
「独学で言語学の博士となった、
メル・ギブソン演じるマレーは、
英語辞典の編纂を任されるけど、
シェイクスピアの時代まで遡り
すべての言葉を収録するっていう作業は
困難を極め一般の人に
協力を依頼する」
「その辺の言葉集めのやり方も
「マルモイ」に似てるっすよね」
「そうなんだよ、
それでもなかなか作業が
進まなかったところに謎の協力者から、
大量の資料が送られてくる」
「それがショーン・ペン
演じるマイナーっす！彼は実は、軍医で、
南北戦争のトラウマから妄想に
取り憑かれて殺人を犯したっすけど、
心神喪失を理由に死刑は免れて
精神病院に収監されているっすね」
「医者である彼が、
突発的な事故から看守の命を救ったことで
刑務所内で信頼を得て、
大量の本を資料として取り寄せてもらい、
マレーが調べたい言葉の編纂に
協力するんだな」
「やがて、二人は「言葉」を通じて
心を通わせていくっすけど、
犯罪者が協力してることが知られて、
問題になって暗礁に乗り上げるっすよね」
「マレー博士と殺人犯マイナーの心の交流。
マイナーと彼が殺してしまった男の
妻との心の交流。
マレー博士と、彼を支える妻との交流。
そのへんがしっかり描かれてるから
よかったよなあ」
「はいっす」
「辞書って面白いよな、
昔「新解さんの謎」って本が
あったんだけど知ってる？」
「まったく知らないっす！」
「赤瀬川原平さんが書いた本で、
新明解国語辞典の例文が面白いのを
紹介してるんだけど」
「そうなんすね？」
「例えば、「恋愛」は
「特定の異性に特別の愛情をいだいて、
二人だけで一緒に居たい、
出来るなら合体したいという
気持ちを持ちながら、
それが、常にはかなえられないで、
ひどく心を苦しめる
（まれにかなえられて歓喜する）状態。
「合体！！歓喜する！
すげー熱量を感じるっす！」
「それに比べて「恋人」は、
その人の恋してる相手、、、」
「すげーあっさりっす！」
「例えば「号泣」は
「（普段は泣かない大の男が）
天にも届けとばかりに
悲しみなくこと」
「天にも届けって、、、、
しかも大の男がって、、、、
今の時代にやばいっす！」
「言葉って時代とともに
変わるから面白いよな」
「まあ、時代が変わっても
俺の辞書には、サービス残業の
文字はないっすけどね！
.................マズル刑事のオススメ映画.................
「博士と狂人」
19世紀、独学で言語学博士となったマレーは
オックスフォード大学で英語辞典編纂計画の
中心にいた。シェイクスピアの時代まで遡り
すべての言葉を収録するという無謀とも
いえるプロジェクトは困難を極め、一般の人
から協力を募る中、マレーに大量の資料を
送ってくる謎の協力者が現れる。それは、
元軍医で、南北戦争のトラウマで妄想に取り
憑かれ殺人を犯し、心神喪失を理由に死刑を
免れ、精神病院に収監されていたアメリカ人
マイナーだった。辞典づくりという壮大な
ロマンを共有する異端の天才ふたりは固い
絆で結ばれていくが、大英帝国の威信を
かけた一大事業に犯罪者が協力している
ことが明るみになり、プロジェクトは暗礁
に乗り上げてしまう。ついには、時の内務
大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも
巻き込んでいくことになるのだが…。
初版発行まで70年以上を費やし、世界
最高峰と称される「オックスフォード
英語大辞典」通称OEDを巡る実話ベースの
ドラマに、マズル刑事も背中ゾク！
予告編・公式サイトはこちら
みんな！手洗いでコロナ予防だよ！
「あ！お知らせがあるっす！
マズル刑事のツイッターが始まったす！」
「そうそう！これです！
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