「はーい!金曜日のたまの部屋へようこそ!
今日はね、あの演技の王様キムユンソクさんの
監督デビュー作品「未成年」をご紹介します。
監督だけでなく、自分も出演してクズな
男っぷりを見せつける父親役を演じてます!」
「クズ!」
「ぷぷ」
「めちゃクズよ!不倫おっさんよ!」
「でもタイトルは未成年ですよね」
「そうなの、このお話の軸は、
不倫おっさんの娘と、不倫おばさんの娘の
物語なのよ」
「ああ、、、」
「ストーリーをお願いします」
「そうね、行くわ」
「女子高生ジュリは、自分の父が不倫を
してるのを知ってしまう。
そして、その不倫相手の
女は、同級生のユナの母だったのよ。」
「うわあ、、困るっす」
「なんだよ、お前、、」
「それ!わざわざ、そんな娘の同級生の
お母さんとか、、」
「クズなのよ、クズおっさんなの。
ミケットも気をつけてね、、」
「なんで俺が、、」
「で、クズ不倫おっさんの娘のジュリは
お母さんに、それを知られちゃいけないって
必死なの、だから、なんとか同級生のユナに
貴様の母の不倫を止めるよういうんだけど
ユナはユナで自分の母がジュリの父の子を
妊娠していることを告げる!
ミケットも気をつけて」
「クズ中のクズじゃないっすか!
なんで俺が、、俺はまごごろ男っす」
「プププ、、」
「またこれ、ユンソクさんが
演技が上手いから、クズおっさんそのものに
見えてきて映画を見ながらクズ!クズ!って
叫んだわ」
「で?どうなるんですか?」
「母親が不倫してる方のユナだけど
そりゃ、こちらは、母子家庭で
お金もないし、なんか
鴨料理屋をやってるんだけどね、
あんたなにしてんの?って感じに
母親に突っ込むわよね」
「そりゃそうっす!」
「でも、こちらの不倫女の方は、
娘より純粋で子供に見えるの、、
っていうか、バカ?」
「きつい!今回たまさん、怖いっす!」
「私が怒るのには、理由があるの!
このクズ夫の妻役は、私が大好きな
ヨムジョンアさん!
もうね、この人主演のドラマ
スカイキャッスルは、最高に面白かったわ
受験戦争に巻き込まれたお金持ちの
奥さん役なんだけど、母親役をさせたら
最高だし綺麗で知的で元はミスコリアよ!」
「へえ、、」
「そんな素敵な妻がいながら、
クズ不倫に走るおっさんが許せない!」
「いや、たまさん、映画っす」
「でもね、ちょっとわからないでもないのよ。
ヨムジョンアさん演じる妻は、
完璧なの、、家の掃除も行き届いてるし
娘の親としてもね、、で、この不倫女の方は、
どことなく大人になりきれていないし、
なんかだらしなくて、
鴨料理屋をやってるんだけど
なんかこう、子育ても適当って感じ」
「でもね、多分、完璧な妻を持つ
クズ旦那は、大人になりきれてないのよ。
だから、大人になりきれてないだらしない
鴨料理屋の女の方が、楽なのよ。
絶対部屋でタバコ吸っても、気にしないし、
飲んで服のまま寝ちゃっても
女もそうしてるし、、ってイメージ」
「俺も、そういえば、
ミケットは仕事できないし、
どうしようも無いけど、まあ気楽ですね」
「そうでしょ、だから名コンビなのよ」
「むうううう、、
どうしようも無いこと無いっす!」
「だからね、たまにうまく仕事すると、
嬉しいですよ、あ、できてる!って」
「てへ、、、」
「なんなの?笑。
でもね、クズの旦那の気持ちも
少し分かったとところで、
中盤、本妻が浮気を知って、
女の鴨料理屋に行っちゃって」
「修羅場っすか?」
「まあ、最終的には修羅場、、
っていうか、揉めて振り払った時に
浮気女が、転んじゃって、
そして血が!!!赤ちゃんが!」
「やばいっす」
「でね、ここからが、
物語の大切な部分なのよ。
あれほど、親の浮気を嫌がってた
女子高生の二人に、共通の
弟ができたわけじゃない、、
しかも早産で未熟児、、、」
「ああ、、、」
「小さくて弱い赤ちゃんを見ながら、
未成年の女子高生の二人は、
今までとは違う気持ちが芽生えるの。
大人なら、心は揺れても、
新しい気持ちってなかなか生まれないのよ。
未成年だから、変わるの、、
新しい思いがむくむくするのよ」
「どうしようも無い、親たち、、、
その二人の血が通った小さな赤ちゃん。
ややこしいことの始まりのような
厄介の種の赤ちゃんのはずなのに、、
小さい、、、かわいい、、
この命も大切な命だって、、
まあ映画ではそこまで言ってないけど、
そんな気持ちが芽生えてきたのだと思う。
「私たちの弟、だからね。
親はクズで、不倫でやってることは
最低なんだけど、それでも
私たちの弟の命がそこに、、、
自分たちだって、まだ子供、
未成年だけどね、多分子供って
希望の光なのよね、、、」
「その子はどうなるんっすか?」
「ミケちゃん、、」
「はい」
「そこは、見てのお楽しみじゃないの!
言っちゃったら、見ないでしょ!」
「確かに、、」
「この映画は、一見、ドロドロなんだけど
ドロドロなのは、大人たち。
特に学校の先生は最悪です。
イライラしちゃって、、、
大人ドロドロだけど、
子供はみずみずしいの、、、
それも綺麗なみずみずしさじゃなくて
盗んだイチゴを口に含んで、
汁が、ぽたぽた溢れて制服を
汚してしまうような瑞々しさよ」
「ポカンっす、、」
「何を言ってるのかわかりません」
「なんですって!」
「だって、、、」
「まあいいわ、、もう、、
肉汁がジュワジュワ
ポタポタならわかるわよね、、
行くわよ、お肉に」
「はい!!!」
(理解できなくてもどうでもいい)
(肉汁さえ、ポタポタしてたら)
「さあて、みなさんとはこの辺で。
この映画、短いし、登場人物が少ないし、
地味といえば地味。でもね、
私は結構オススメです。
未成年たちは、実はしっかりしてて、
大人になりきれていないのは、
親や先生たちなんですよね。
もし、この物語に続きをつけるなら、
二人の女子高生は、この先も
ずっと繋がりながら大人になっていって
成長してゆく姿がみたいです。
瑞々しさは、時に制服を汚すんです。
でも制服についた果実のシミは、
成長してゆくのに大切なものだと
私は思うんですよねえ、、、
そんなこんなでこの映画3.5マズルかな。
では皆さん来週までちゃお!
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