「はーい、お久しぶりの老活映画よ!
今日はね、老活が粋な女はこうあるべきと
思う生き様を見たような気がする
フランス映画、17歳をご紹介します」
「フランス映画!」
「おフランス!」
「おフランスでは、女性は50歳から!
このミケット、胸に刻んでるっす!」
「ミケちゃん!さすがね!」
「貴婦人が、17歳の時の思い出を
語る映画っすか?」
「全然違います。この映画の
粋な老女は、ラスト数分しか出てこないの。
主役は17歳の女の子よ」
「ええ?」
「あのーストーリーを」
「そうね、、、その前にこの映画紹介、
本日はきっちりネタバレします。
でも、ネタバレしても、読者さんは
見たくなると私は信じてるわ。
ミドル女子は、この映画をおばあさんになる前に
見ておかなきゃいけないのよ!」
「このお話はね、少女と大人の間、
17歳の女子高生の心理ドラマなのよ。
一見普通の綺麗な女子高生、でも裏の姿は
体を売って不特定多数の男と性交を重ねてる。
お金が必要じゃないの、親は医者だしね。
なぜするのか?思春期の気持ちの揺れ?
でもある日、常連客の初老の男が
ホテルのベッドの上で、心臓が止まって
そのまま帰らぬ人となってしまう!
少女はその場から逃げてしまう、、、」
「おおお」
「腹上死、、、」
「おじいさん張り切りすぎっす」
「17歳は、牢獄行き?」
「いいえ、、、しばらくして
彼女の存在が警察に知れることになり
お母さん驚き!でも、警察は言うの
彼女は、いわば被害者とも言えるって。
相手は少女を買った大人で、
こっちは未成年だしね」
「まあ、、17歳っすから、、」
「当然、お母さんは怒る!叩いたりする。
でも、抱きしめて彼女を守ろうとする。
娘を愛する母の愛は変わらないのよ。
多分、私が母でもそうするわ、、、」
「だけどね、この母、再婚なのよ、
旦那がいるの。その他に、主人公の17歳の
少女の親戚のおばさんみたいな人も
出てくるんだけど、、、売春発覚の後、
みんな彼女を警戒するの、、
自分の旦那が17歳に誘惑されそうで
怖いのよ、、、旦那にきつく当たったり」
「でもね、私の世代の女は、
本当、余裕なくてダサいのよね、、
まだまだ40.50は、発展途上よ。
さてここからよ、この映画が
老活映画として、すごく素敵なのは、、」
「えええ?腹上死したおじいさん、
全然素敵じゃないっす!」
「ミケット!!騒ぐな!」
「まあ聞いて、、映画の終盤、
17歳は、また体を売ろうとするの。
親の喜ぶ同級生の彼氏も作って
歩み寄ったけどね、やはりつまんないのよ。
同級生の彼氏なんて、、、。
そんな普通の生活がウザいの。で、
そんな時に以前の売春してた時の
ケータイを見ると、たくさんのメールが、、
17歳とコンタクトを取りたい人からよ。
ここで!ここで!
ついにラスト、あの粋な女の登場よ。
17歳にメールを送り続けた、新しい客、
その正体は、70歳くらいの女だったの。
そう、あの17歳の前で死んだ
老人の妻だったのよ、、、」
「怖い!」
「怖いっす!」
「ええ?怖くないわよ。夫人は、余裕よ。
まず会った瞬間、夫人は意地悪はする、、、
ロビーのカフェで、ウィスキーを2つ注文。
17歳は無理して、ウィスキーに口をつける。
夫人は、声も荒げないし、余裕の微笑み。
かっこいいの。17歳に旦那を
取られるんじゃないかってオロオロする
50歳くらいのおばさんとは違う!」
「そして言うわ。彼女を責めたりしないで、
セックスの最中に死ぬなんて
男は最高じゃない、、、笑
そういうの、、、うふふとかね、、
17歳、、、そう、、私もあの人と
出会ったのは17歳だったわ、、とか。
老女は、老女だけど、
贅肉なんてないし、シワはあるけど、
凛として美しい、、、」
「ホテルの部屋に入ってね、
貴女を買うのは300フランよね、、って
ホテルの部屋に、300フラン置く。
かっこいい、、
大人すぎる女のかっこよさって
これじゃない?」
「俺はもう、怖さしかないです」
「急に呼び出されて、死んだ人の妻と会って、
さ、行きましょってホテルの部屋に
連れて行かれたら
怖いっすよ、ホラーっす」
「わかってないわね、、
究極の幸せな瞬間に死んだおじいさんと、
17歳の最後の客になったその夫人。
本当に凛とした美しさ。
フランスの女でも50歳は
まだ鼻垂れだったのよ。70過ぎないと
だめだわ、、こうなりたい、、
こんな風なかっこいい女になりたい!
この映画を見た後に貴女は絶対思うはず。
究極の老化映画です。ぜひ見て欲しい!
凡人の2人には理解できないかもね、、」
「ミケット、俺は今日、
脳がたまさんについていけない。
俺はトンネルにならないと
いけないのかな、、」
「マズル刑事、考えたらだめっす。
映画の話じゃない、厄介な芸術が
頭の中を通り過ぎたんすよ」
「だな、、、」
「さあて、凡人の二人は置いといて、
みなさんとはこの辺で!この映画には、
17歳の主人公の母親もでてきますが、
最後の70歳くらいの夫人から見たら、
この母親も、まだまだ子供です。
40代、50代は、もがくのよ、、
まだ彼女たちは、大人になりきれてないのよ。
17歳に嫉妬してしまうんですもの!」
「最後の最後のシーンで、夫人は、
17歳の顔をそっと撫でて、
その若さ、美しさに、かつての自分を重ね、
自分の夫が最後に、この美しい17歳を
抱きながら死んだ気持ちに寄り添うの。
決して、嫉妬なんかしていないと思うの。
だって、自分もかつては美しい17歳だったし、
この子も、いずれ、老婆になるんですものね。
女の一生って言葉が浮かんだわ。
この映画は、普段フランス映画とか
見ない人も是非みてください。
それではまた、素敵な老後の映画があれば
ご紹介しますね。私はこの映画
4マズルです!ちゃお!」
みんな!手洗いでコロナ予防だよ!
「あ!お知らせがあるっす!
マズル刑事のツイッターが始まったす!」
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