「お先に家へ帰るわ」
「あ、たまさん。お疲れさまです！」
「すまんが、後は頼んだぞ」
「ボス、お疲れ様っす！」
「マズル刑事、ミケット刑事
お先に失礼します」
「あ！マドンナ！お疲れ様～！！」
「あ！マドンナ！お疲れ様～！！」
「じゃあ、俺も失礼するっす」
「ミケット！お前はダメだろ！！！
まだ、容疑者のデータの照合が
終わってないだろ！」
「流れに乗ったら、
行けると思ったのに、、、」
「じゃあ、後は任せたぞ」
「ええ！なんでっすか！！
マズル刑事鬼っすか！」
「冗談だよ、、、」
そんなこんなで、一時間後
「さて、そろそろ帰るとするか」
「昨日借りたDVDをみるっす。
マズル刑事の家で、
マズル刑事のおごりの
ガパオライス食べながら」
「、、、、、」
「この映画ユダヤ人への迫害が
テーマだけど、ユーモアを持って
描かれてるのがよかったよなあ」
「悲惨なことを、ただ悲惨に
描くんじゃなくて、しかも
最後には涙ぽろんのドラマっす」
「監督のおじいちゃんが実際に
ポーランドで迫害を受けていて、
カフェで偶然耳にした70年以上経って
親友に会いに行くという実際の話を
取材してモチーフにしたらしいぞ」
「よかったなあ、
明日たまさんにもオススメしよう」
「さ、俺は家へ帰るっす！」
「食べた後のゴミを片付けてからな」
「あ～細かい！細かいっす！」
.................マズル刑事のオススメ映画.................
「家へ帰ろう」
ブエノスアイレスに住む、88歳のユダヤ人
仕立屋アブラハムは、子ども達や孫に囲まれ、
家族の集合写真を撮っている間も浮かない顔。
実は翌朝、住み慣れた仕立屋兼自宅を引き
払い、老人施設に入ることになっていた。
最後に1着残ったスーツを見て彼はあること
を実行に移す。家族が帰った深夜、家を抜け
出しマドリッド行きの航空券を手配し飛行機
に乗り込む。マドリッド、パリを経由して、
ポーランドに住む70年以上会っていない
親友に、最後に仕立てたスーツを届けに行く
ために。親友は、ユダヤ人のアブラハムが
第２次大戦中、ナチスドイツから逃れた際に、
匿ってくれた命の恩人だった。アブラハムは、
ホロコーストで家族を失った辛い記憶から、
「ドイツ」と「ポーランド」という言葉を
発せず、紙に書いて行く先を告げていく。
飛行機で隣り合わせた青年、マドリッドの
ホテルの女主人。パリからドイツを通らず
ポーランドへ列車で行く方法を探し、言葉が
通じず困るアブラハムを助けるドイツ人の
歴史学者など、旅の途中で出会う人たちは、
彼の旅を支えようとし、彼の尖った心も
次第に柔らかく変化していく。70年前に
受けた足の傷が悪化し、一時入院した病院の
看護師から車いすを押され、過去の壮絶な
思い出と一緒にたどり着いたその場所は、
70年前と同じ佇まいをしていたのだが…。
88歳の老人の人生最後の旅を描いた
ロードムービーに、マズル刑事も涙ポロン。
公式サイト・予告編はこちら
http://uchi-kaero.ayapro.ne.jp/
レンタルDVD店のスタッフ君の一言メモ！
後半に重要な役所で登場する、家族と離れ
マドリッドに住む末娘。彼女のキャラクター
は、シェイクスピアの「リア王」から来てる
とか。王は三人の娘にいかに自分を愛して
いるか言葉にさせるが、末娘だけは言わず、
王の怒りを買って勘当状態で疎遠になる。
言葉にしないから愛がないと受け止められ
るんですね。でも彼女の腕にはホロコースト
時代のようなタトゥーが入れられてて、
それは父親への想いの表現でもあるんです。
実際ホロコーストの生存者や子孫の間で
タトゥーを入れることが広まってるとか。
ついに新しいスタンプ登場！
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