年末に事件発生！
スクープを狙うマスコミとの
攻防は始まっていた。
「ダメだよ！下がって下がって！」
「ミケット、
カメラが入らないように
対応しといてくれ！」
「ラジャっす！」
現場から離れ、
朝から何も食べていなかった
マズル刑事とミケット刑事は、
その日の夕方、
署長行きつけの、やっすいうどん屋で
夜食を食べていた、、、
うどん屋に置いてある
テレビから、今日のニュースが！
「今からお届けするのは、
今朝起こった事件の
スクープ映像です！」
「おお！マズル刑事、
あの事件っす！」
「ええ！現場の映像が流れてるぞ！
ミケット、お前ちゃんと
現場がカメラに写らないように
対応したんじゃ
なかったのか！？」
「ちゃんと、マンツーマンで、
いつものようにカメラの前で、
鉄壁のすっぽんディフェンス
したっす！」
「ああ！！
お前！目の前のことに
夢中で、横から別カメラに
するっと入られてるやん！」
「ああ、、やばいっす」
「ワンカメラじゃなくて、
他にもカメラあったんすね。
見えないところで、
何が起こってるか、
わからないっすね
、、、」
「明日、ボスに叱られるぞ、、
現場の映像流されたんだから」
「ええ！
こんなに捜査頑張ったのに、、」
（明日の朝の予想図）
「怒られるの嫌っす、
ああ、明日休みたくなったっす」
「お前の頭の中は、
いつも、いつでも
休みたい、、じゃないか」
「見たっすか？」
「お前の頭の中を
カメラで追わなくても
わかる！」
気分を直すため
その夜遅くから
いつものレンタルビデオ店に
やってきた。
「今日のオススメ映画は
カメラを止めるな！です」
「そうだろうな！！！」
「それしかないっす！」
............マズル刑事のオススメ映画..............
「カメラを止めるな！」
ゾンビ映画製作のため、人里離れた
山の中の廃墟で、自主映画の撮影クルーが
撮影を行っていた。リアリティーを求める
監督の要求はエスカレートし、なかなか
OK！の声はかからず、あるシーンの
テイク数は42を数えていた。その時、
本物のゾンビが現れ撮影隊に襲いかかる。
撮影クルーは逃げ回るが、大興奮した
監督はカメラを回し続ける。撮影クルーは
次々と襲われゾンビ化していくのだが…。
37分ワンカット・ゾンビサバイバル映画？
に、マズル刑事も背中ゾク！
ミケットがすっぽんディフェンスで
活躍した、カメラと狂気を描いた
「ナイトクローラー」の記事はこちら
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