潜入捜査先の、和菓子屋が、
京都のデパートに二日間出店することになり、
店主と共に京都入りしたマズル刑事!
流行りのかき氷、食べてきてください!
とミケット刑事から写真付きでライン。
京都の三条のカフェなんです、と書いてある。
シロップが全部、生フルーツを潰して
作ってある。
はじめて食べるこのうまさ。
しかし、見つけにくい店だった。
旨い店ってなんでこうも見つけにくいんだろう。
あまりに美味くてあちこちに
教えていいですか?って言ったら
夏の間は、あまりにもかき氷が人気だから、
並んでるお客さん多いし、
店名は載せないでってオーナーさんに
言われちゃったマズル刑事。
マズル刑事刑事がオーナーさんに
答えたその時、横で聞いていた和菓子屋店長が
「職業柄って、、マズルちゃん?」
一緒にかき氷を食べていたが、手を止めて
怪訝な顔をした。
やばい!あかん!潜入捜査がばれてしまう。
「あ、うちの店、小さいけど、
世界一旨い菓子を作ってるんで、、
余計なことしゃべらないのは得意なんで」
あかーん、、意味不明のいいわけや!
と焦ったが、和菓子屋の店長が
「旨い菓子をつくることしか
考えてないんで、この子は、大丈夫です」
と、さらにわけわかんないフォローしながら
にこにこしてマズル刑事の肩を叩いた。
「でも、このあずきじゃなくて
この白いんげん豆を乗せるっていいですね」
と、オーナーさんと話し始めた。
「うふふ、うちのオリジナルです」
「親父さん、うちもオリジナルの
ダイヤモンドが入った饅頭がありますよね!」
「ははは、まずるちゃん、
ダイヤモンド入りは秘密だよ。
警察に捕まっちまうよ、、あはは」
よかった、、親父さんに潜入捜査は
ばれてないみたいだ、、
ホッとするマズル刑事であった。
日帰りだから夜の新幹線で京都を離れた
マズル刑事。もっと京都を散策したかったと
思いながら新幹線でスヤスヤ、、
その寝顔を見ながら和菓子屋の店長は
呟いた。
「まずるちゃん、、
ほんとは、まずるちゃんって何者なんだ?
時々、和菓子の箱やもち米の写真を
撮ってるだろ?もしかして、もしかして、
おっきい和菓子屋から味を盗みに?
もしかして、俺に嘘を?
って思う時あるんだよ、でも、まずるちゃん、
私はまずるちゃんが大好きだから、
怖くてきけないんだ。」
もうすぐ、マズル刑事とのお別れの日が
来そうな予感がする店長であった。
(なんか人間ドラマになってるやん!)
新幹線を降りて、店主とバイバイしたら
マズル刑事はいつものレンタル屋に
ビデオを借りに言った。ちょっと疲れたけど
京都が舞台の映画を観たくなったのだ。
映画を観ながら、次はもっとゆっくり
京都を散策したいなと思った。
映画舞妓はレディは
ミュージカル風味も入ってて楽しいよ!
..............マズル刑事のオススメ映画....................
「舞妓はレディ」
舞妓を夢見て、京都の花街に飛び込んだ
少女だが、訛りを矯正することに悪戦苦闘。
偶然知り合った言語学者の助けで、特訓を
始めるが。オードリーヘップバーンの
マイフェアレディをモチーフに、少女の
成長をミュージカル調で描いた物語に、
京都大好き、映画大好きの、マズル刑事の
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