昨年、騒音問題により引越しを決意したが、

先週くらいから、なんとあの南米の騒音家族の住む部屋が、オンラインで募集をかけています。
 
8月から入居可能となっているので、おそらく、夏休みには出ていくようです。
 
彼らのせいで、引越しを余儀なされた我が家ですが、今の家が気に入っているため、何の未練も後悔もないのですが、自分たちが出て行き、1年も経たないで彼らも出るのかと思うと少々複雑ではあります。
 
引越しを率先した家内の方が、前の住居を恋しがっていて、引越しに反対だった自分は何の未練もないという感じです。
 

あの後にさらなるクレーム

我が家が不動産、管理会社に再三のクレームを入れたにもかかわらず、ほぼ対応してくれなかった管理会社。退去時に伝えた状況と、仲の良かったお隣さんのクレームもその後に入り、我が家の後に入居した家族もおそらくクレームを入れたと思われます。
 
実は、我々のあとに入居したのは老夫婦で、管理会社のスタッフに知り合いがいると聞いていましたので、たぶん優先されて決まるだろうと思ってはいました。彼らは子供達に持ち家を渡し、そのお金で老人ホームに入居するまでは賃貸でという計画だったと聞きます。
 
その老夫婦は、実は間接的に知っている人だったのですが、ご主人は騒音など気にしない人ですが、奥さんはものすごく細かい神経質な人なんだそうです。
 
ということは、管理会社に知り合いがいるという状況を鑑みても、彼らのクレームには即対応せざるを得なかったということでしょう。それに加え、別の仲が良かったお隣さんからも何度かクレームを入れてあったそうですので、万事休す。
 
特に仲の良かったお隣さんは、我が家のワンコのファンで、とても懐いていました。それが、会えなくなると知って残念がり、騒音家族に怒っていましたので、我らが引っ越してから、強めのクレームを再度出したそうです。
 
南米家族はそもそも、スイスに住む別の人の名前で借りていた物件です。スイスに来て新生活のサポートをしてもらったのに、恩を仇で返すとはこのことでしょう。
 
一昨年には、同じ管理会社の向かいの住居で、同じ騒音問題で、退去命令が出た家族がいました。
 

国に帰るのか?

今となってはどうでもいいことですが、彼らは確か来たばかりの時、2年間スイスでの生活を試すというようなことを言っていた気がします。しかも、ポルトガルにも家があって残してあるというので、南米ではなくポルトガルに帰るのかもしれません。
 
関係がこじれる前に話した内容では、この夏は南米に一時帰国するということだったので、そのタイミングで本帰国なのか、同じ言語のポルトガルなのか、どちらかでしょう。
スイスに残ることは、なかなか難しそうな気がします。
 
生活習慣の違いで、周囲の住人から文句を言われて退去命令ですから、相当ストレスでしょう。
知らない国で生活することの大変さは自分もよくわかりますが、なぜこの国の習慣やルールを守らずして、生活が成り立つと思っているのか不思議でなりません。
 
子供たちと犬がかわいそうです。
 
一度注意されたら、ふてくされて挨拶もしない、逆ギレするような人間は、母国に帰っても同じこと。
南米の人の特徴でもありますが、おそらく自分が差別されているという被害妄想に基づく偏見でしょう。
 
スイスの人は、そこまで気にしていませんから、彼ら移民のことなどいちいち気にしていません。でも、ルールを守らないとクレームになります。きっちりルールを守るスイスと陽気で適当なルールの南米では、水と油。
 
悪いことは言わないから、母国へ帰った方が良いでしょう。暗くて寒い天気も南米の人には向いてません。
 
似たような価値観や意識を持った日本人ですら辛いと思うことがありますので、彼らにとっては本当に大変だと思います。
大金を稼ぐために、皆スイスに来たがりますが、失うものが多過ぎますし、現地の人とうまくやっていけない場合はダメでしょう。
 
子供たちはどう思っているのでしょうか?
親の都合でスイスに来て、スイス人に嫌われたから帰ると教えられているなら悲しいです。我々のクレームに対する返事の手紙を読めば、人間性がある程度わかりますので、子供たちにもスイス人は差別的だなどと言ってそうでなりません。
間違った価値観を植え付けるのも親です。
 
まあその辺は自分の勝手な想像ですが、この20年間接してきた別の外国人の友人知人を知っているので、あながち間違ってはないだろうと思います。