東野圭吾さん死去
引き込まれる東野作品本は小学生の頃から好きで、シャーロックホームズや横溝正史シリーズなど、推理小説にハマった。中学校の頃は、金田一耕助にハマり、八つ墓村や獄門島、本陣殺人事件など名作を読んだ。一応ミステリー作品は他の作家さんのも読んでいたので、その楽しさは知っているつもりだ。海外に移住してからは、なかなか日本の新作は読めず、日本人が開催する古本バザーのようなところで、いろいろ本を漁って読んでいたが、そこで出会ったのが東野圭吾作品だ。最初に読んだ作品は覚えてないが、何十年ぶりかのミステリー作品で、とにかく面白くて読み漁った。彼の作品は、アイデアが豊富で意外な展開も多く、中盤から最後までの物語の進展は読ませるものを虜にする。中盤から一気に話が動く作品が多いので、もう途中でやめられず最後まで読んでしまう作品。まさに東野圭吾の読ませる力というか、表現の素晴らしさ、登場人物の複雑な人間関係でも、すごく読みやすい作品が多い。映像化作品も多いX容疑者の献身が有名だが、他にも映像化された作品は多くて、あとから東野作品だったのかと知ることも多かった。最近はネットフリックスでも、いろいろ観れるが、彼の作品は多い。原作を読んでから映画化、ドラマ化されたものを見ると、がっかりすることが多いが、東野作品は、全くそんなことはなく、その魅力に引き込まれていく。俳優陣も作品の中にハマっているし、キャスティングも上手い。とにかく、ここまで人気の作家は近年ではまれだったのではないか?講談社の売り上げの1割が、東野圭吾の作品だというから、これは出版業界にとっても大きな損失だ。こんな若く亡くなるとは思いもよらず、書店関係者の友人も驚いている。8月には新刊も予定されていて、まだまだ沢山の作品を生み出して欲しかったが、これからも彼の作品は愛されていくに違いない。東野圭吾の文庫本を早速引っ張り出してきて、久しぶりに読もうかなと思う。ご冥福をお祈りします。