今年に入り招待状が2通も

新年早々に、ある友人から結婚式の招待状が届きました。
 
彼女は、シングルマザーで男の子を育てていましたが、そのうち彼氏ができて、一緒に住むようになります。
 
そして、新たに二人の子供を授かり、今回正式に結婚することにしたようです。
 
最初の男の子は、もう高校生くらいで、異父兄弟とはかなり歳が離れているはずですが、幸せそうな写真からは、家族としてうまくやっている様子。
 
正直、もう何年も会ってなかったので、うちに招待状が来るとは思いませんでしたが、初婚でありながら、ほぼ再婚のような感じです。
 
せかっくなので、出席しようかなと思っています。
 

その3週間後には2通目の招待状が

そして、先日届いた封筒には、綺麗な2つ折りの招待状が入っていましたが、書かれている言語がベトナム語。
 
英語訳も下に少し書いてありましたが、非常に読みにくくて、どこで結婚式をやるのかすらわからない。
 
この彼も、実は子供が二人いて、スイス人パートナーと一緒に暮らしていましたが、数年前に別れたと聞きました。
 
子供二人は奥さんの方へ。
 
当初は家も買って、幸せそうでしたが、あまりうまくいっていないという噂も聞いていて、案の定って感じでした。
 
そんな彼が今回は、ベトナムの女性と結婚するようで、式が済んだら奥さんがスイスに移住してくるようです。
 
彼もベトナム人ですが、幼い頃に難民として一家でスイスにたどり着き、今では開業医になっている優秀な人です。
 
兄弟も7人兄弟とかで、環境も決して良くない中、同じく医者になったお姉さんと一緒にクリニックをやっていましたが、お姉さんが引退して今は一人でやっているようです。
 
彼も同じく初婚ですが、子持ちです。
 
50歳手前で、結婚するとはなかなかの決断です。
 

結婚式はベトナム!

だけど、彼の結婚式は来月でしかもベトナム!!
 
そんな急に行けるはずもなく、残念ですが、きっと何年もあっていなかったので、結婚するよというお知らせを招待状で送ったみたいでした。
 
奥さんがスイスに来たら、皆で再会しようと言うことにはなっています。
 

ベトナムでは、お見合い結婚がいまだに多い

ベトナムの人は、お見合いで結婚する人がまだたくさんいるようです。
 
特に海外に移民として散らばっているので、このスイスやドイツにも何百人と親戚がいるそうです。
 
別のベトナム人の友人の結婚式に行った際も、300人くらいは来ていましたが、案の定、全員は知らないとのこと。
 
大勢でお祝いするのが、風習のようで、新郎新婦の親が段取りを取るようです。
 
招待状にも、両親の名前と住所が書いてありました。
 
お見合い結婚といういわば古い形の結婚ですが、ベトナムでは、主に男性が海外に住んでいる場合、ベトナムの親戚に嫁候補を探してもらうそうです。
 
ヨーロッパ人と結婚して、価値観が合わずに離婚。「ほらみたことか!」と言われることも多いとか。
 
彼はそんな風習を嫌って、スイス人女性を選びましたが、籍は入れませんでした。
 
彼女の方が嫌がった、というふうにも聞いていますが、子供たちの親権とか将来のこととか、どうするんだろう?と思っていた矢先に別居。そのまま、親権は母親のまま別れたそうです。
 
ちょっと悲しいですが、なんとなく嫌な予感はしていたカップルなので、そうかあ、という感じです。
 
でも、彼には幸せになってほしいです。
 
ましてや、スイスの開業医ですから、ベトナムの奥さんは玉の輿です。
 
スイスでも開業医の年収はすごいので、失礼ですが、ベトナムのGDPや貨幣価値と比べたら、とんでもない額です。
 
その証拠に、結婚式はベトナムの高級リゾートで行われます。
 
こうした結婚の場合は、スイスから毎月、ベトナムの家族に仕送りをするという人が多いので、彼女の両親も喜んでいるはずです。ベトナムで豪邸が建つ日も遠くはないでしょう。
 
あとは奥さんがスイスの生活に慣れることを祈るばかり。
 
会うのが楽しみです。