友人たちを招き食事会

この週末は、家に友人3人を招待し、早めのクリスマス食事会をした。毎年恒例で、友人宅でやることもあるが、今年は新居の我が家ですることに。
 
子供のゴッティ、ゴッテということもあるが、長い付き合いの友人たちなので、気心が知れた仲である。
 
かれこれ20年の付き合いになるので、お互いの家庭の事情やら、兄弟のことやら大体は把握している。
 
そんなよく知る関係の友人でも、日本ではクリスマスは祝うのか?とか散々話したようなことを聞いてくることもあり、今回はまさにそんな感じだった。
 
クリスマスにはクッキーを焼くのか?と言う話だったが、日本語ではクリスマスはなんと言う?クリスマスクッキーは?
 
なんて話になり、特にクリスマスという日本語はないからそのまま日本語でも「クリスマス」だよというと、突然彼は、子供たちはこんな感じいうのか?
 
「くりすますぅ、くっきぃー!!」
 
文章にするとわかりづらいが、子供のような高い声で、なおかつ日本語風の滑稽な発音で彼は言ったのだが、一体どこが面白いのか、さっぱり理解できなかった。
 
他の友人も笑っていたが、これを何度か繰り返した。
 
まあ、ワインもシャンペンも入って、良い気分になってはいたと思う。
 
他意はない。それはわかる。20年以上知っている仲だから。
 
しかし、第3者が見れば、明らかに馬鹿にしたような発音の仕方で、ちょっと戸惑ってしまった。
 
仮にそうだとしても、ジョークのセンスがさっぱりわからない。
 
スイス人に面白いジョークを求めるのがそもそも間違いなんであるが、面白くもないことでケラケラ笑う。
 
前にも書いたが、テレビのコメディーショーなんて、寒すぎてみていられないくらいつまらない。
 
同じドイツ語でも、ドイツのテレビのコメディーの方がずっと笑える。つまりヒューモアセンスがゼロに近い。
 
(前の投稿で散々ドイツの悪口を書いたが、外から見ている分には、サッカーもテレビもドイツの方がいい。)
 
実際に生活したりすると、ゲンナリするが。。。
 

無意識の差別

 
とにかく、こう言うのは起きやすく、仲が良すぎて、無意識の差別をしてしまうことはある。
 
自分だってあるかもしれないし、言った方は大抵気が付いていない。
 
うちの子供にもいつもよくしてくれるし、信頼できる友人たちだが、最近は毎回同じような休暇の話とか、誰かわからない人のはなしとか、個人的にも全く興味の湧かない話題で、つまらないなあと感じていた矢先だった。
 
音楽もスポーツも読む本も全く違うし、楽器も演奏しない。海外旅行の話くらいか合うのは。それも自分が飽きていて、興味ないし。
 
せいぜい地元のサッカーの話題に自分が合わせれば、多少会話になるが、正直いって、スイスのサッカーリーグはつまらない。
 
ワールドカップや欧州戦をみると、サッカー素人の自分でも歴然と差がわかってしまうため、スイスリーグの試合は、飲みの付き合い感覚で試合観戦に行ったくらい。
 
こうしてみると、長い付き合いの友人でも共通の趣味がないんだなあ、と実感。
 
唯一、日本に行ったことのある友人のパートナーが、日本でホームステイをしたことのあるくらいの日本のファン。いろいろ知っているし、興味を示して質問してくるので、それが共感できるところかなと思う。
 
テレビで日本の特集があれば、教えてくれたりもする。
 
ただ、やっぱり仕方ないかなあと思うのは、外国人として暮らしている人間とは、その辺の感覚が違うから、ついつい失礼なことも言ってしまう、無意識で失言をしてしまうのだなあと思った。
 
母国を見れば、日本に住む日本人が典型例だが、外国のことを知らないので、結構な差別的な発言を軽く言ってしまう。
しかも、気がついていない。それと同じかなと思ってしまった。
 
ここに書くほど気にはしていないけど、ちょっとだけ残念だったかなあと言う気持ち。
 
最近は長年の欧州生活に疲れ気味なので、余計だったかも。