こんにちは
ブログ担当のナツです。
スイス最北端の
カントン (州)に住むわが家から
隣国 ドイツには、
自転車でさくっと行ける距離。
コロナの影響ですっかり
近くて遠い
存在となっていましたが、
国境制限がなくなった先週、
早速ドイツへ
買い物に行って来ました。
車を走らせること10分、
ドイツのとあるスーパーに
到着したわたしは、
衝撃的な
光景を目にしました。
スーパーに行く人々が全員
きちんとマスクを
装着していたのです。
こんなご時世ですから、
当たり前なことのように
思われる
かも知れませんが、
スイスでは
ロックダウンの最中でさえ
見たことの
なかった光景でした。
わたしの住むドイツ語圏の
シャフハウゼン州は、
スイス国内でも
人口の割合に対して、
新型コロナの感染者数が
一番少ない地域です。
そういう事情もあってか、
買い物客のマスク装着率は
常に1割以下。
また「マスクを装着
しなければならない」
という決まりごともないため、
なおさら装着率が
低いのかも知れません。
さて先週末の
ドイツのスーパーは、
規制緩和を待ちわびていた
多くのスイス人客で
賑わっていました。
もちろん、
ドイツの規則に従って全員が
きちんとマスクを
装着していましたよ。
しかしその後、
車を10分ほど走らせ
スイス国内のお店に到着すると、
やはりマスクを
装着している人は
ほとんど居ないのでした。
たった10分程度の距離で、
この大きな差。
聞いたところによれば、
スイスに入国する機会のある
ドイツ在住者の多くは、
スイス国内の
マスク装着率の低さに
驚き憤りを
感じているのだとか。
とは言え、
たった4ヵ月ほど前までは
スイスの日常には存在すら
しなかったマスクが、
徐々に浸透
しつつあるのは確かです。
およそ
2ヵ月半前のことになりますが、
わたしは60代の義理の両親に
マスクを届けるため、
初めてスイスの薬局で
マスクを買い求めました。
価格の差が気になり店員さんに
「この差は一体何ですか
」
と聞くと
丁寧に教えてくれました。
写真右上のマスクは
一枚合計3時間の装着が可能で、
10枚で10フラン（約1,130円）。
右下のマスクは
一枚合計4時間の装着が可能で、
20枚で20フラン（約2,260円）。
左側の白いマスクは
一枚合計24時間の装着が可能で、
10枚で59フラン（約6,665円）。
「使用可能時間を過ぎると意味がありませんから、
気をつけてくださいね 
」
マスクの使用期限の短さと
値段の高さに驚き
カウンターで思わず「ひえーっ
」と
小さく叫びましたが、
「背に腹は代えられない
」
とまとめて3種類の
マスクを購入しました。
長引くコロナ疲れに
利己と利他の感情が渦巻くなかで
募るのは
今後一体どうなるのだろうか
という漠然とした不安。
そしてこの数ヵ月間で
世界中の日常があっという間に
ひっくり返ったことを
改めて実感するのでした。
スイスは汗ばむ日々が
続いておりますが、
世界各地に
お住まいの読者のみなさんも、
どうかご自愛くださいね。
購入日：2020年4月
豚はスイスでは“縁起物”とされています
アルプス最大のアレッチ氷河から
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みなさまのいち
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