その凄腕に魔女狩りの危機もあった?!ヌーシャテルの美術・歴史博物館 | スイス情報.com

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こんにちはビックリマークブログ担当のナツです。

先日、フランスの国境近くに位置する

スイスのフランス語圏、

 

ヌーシャテル

 (仏:Neuchâtel/独:Neuenburg )湖畔沿いの、

美術・歴史博物館 

「Musée d'Art et d'Histoire」

に行ってきました。

 

 

一番のお目当ては、

 

スイスの一流時計職人

ピエール・ジャケ・ドロー氏

 (Pierre Jaquet-Droz)が

 

息子のヘンリ・ルイ・ジャケ・ドロー氏 

(Henri-Louis Jaquet-Droz)と

ともに作ったという

自動人形 (オートマタ)。


下矢印左側が

「絵を描く子ども/ドロワー (1773年製造)」

 

右側が

「文字を書く子ども/ライター下矢印(1772年製造)」

 

そして中央には

下矢印オルガンを弾く貴婦人/音楽家」

の3体があるのですが、

 

これが、素晴らしいDASH!ビックリマーク

まさに、職人さんの技が凝縮された、

感動もの。

 

 

実演は、

残念ながら毎月第一日曜日のみ

(14時、15時、16時の3回)ということで、

わたし達が行った当日は、

演奏する様子や中の仕組みを

ビデオで見ながら楽しみました。

 

(文字を書いたり、絵を描いたりと本当にビックリマークすごいのです)

 

とても精巧に作られていて、

感嘆の声DASH!をあげながら

じっくりと目キラキラ観察しました。

 

ところで、

 

この自動人形が作られたのは

18世紀のこと。

 

当時、このあまりにも

精密につくられた人形を見て、

やはり人々は驚きポーンガーン

を隠せなかったよう。

 

 

こんな逸話がのこされています。

 

ドロー氏が制作した、

犬型オートマタが仕掛けにより

吠えると、犬DASH!DASH!

 

その鳴き声が、

まるで本物の犬とうりふたつ。滝汗ガーン

 

すると、その場に居た女性達は、

 

ドロー氏がメラメラ魔法メラメラ

を使ったのだと思い込み、

逃げ回ったのだとか。

 

結果、

ドロー氏が懇意にしている

スペイン国王のフォローにより

何事もなかったものの、

 

魔女狩りの危機も

少なからずあったようです。

 

それほどに、

ドロー氏の技術は当時としても、

ずば抜けたものだったのでしょう。


この博物館には他にも、

人々の生活が垣間見える

生活用品をはじめ、

名だたるスイスの画家達の作品、

 

そして中世の騎士の鎧や刀など、

盛りだくさんな博物館でした。

 

 

 

ヌーシャテルを訪れたら、

ぜひとも足を運んで欲しい

おススメの博物館です。

<詳細>
Musée d'Art et d'Histoire
Esplanade Léopold-Robert
Neuchatel 2000
+41 (0) 32 717 79 25

<公式サイト>
http://www.mahn.ch/ (仏)

2018年7月12日(撮影許可済)

 

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