こんにちは、渋谷くずはです。
段々と日が長くなり、日中の気温も高くなってきていますが皆様は如何お過ごしでしょうか?
さて。月末の各製品の発売まで残り僅かですが、当区では何を血迷ったのかこんな車両を入線させてしまいました。

この配色を見ると何だか落ち着いた気分になるのは私だけでしょうか。
高度経済成長期の中央東線を駆け抜けた多層建て気動車急行、キハ58系アルプス・八ヶ岳です。
中央線に関連する車両とあって、実は以前からずっと捜し求めていたのですが、どこもかしこもプレミア価格……。
そんな中、某所で定価の新品で売っているとの情報を職場で入手し、情報を入手したその日の内に購入してきました。
これが今後の車両の増備計画にも大きな影響を与えそうですが、一先ず気にしない事にします。
アルプスと言えば、嘗て新宿~松本を結んでいた中央東線の急行列車の代表的存在です。
1952年に新宿~松本を結んでいた夜行準急にアルプスの名称が付けられたのが始まりで、1960年にキハ55系を導入して昼行の急行列車に格上げされます。
キハ58系は1961年10月の所謂、サンロクトオダイヤ改正でアルプスに投入され、走行区間の全線電化まで主力として活躍。
1966年に165系に大半が置き換わった後も2往復が残り、1975年のアルプス完全電車化まで活躍しました。
さて、実車の解説は程々にしてモデルを見て行きましょう。
プロトタイプとなったのは冷房化され、165系に大半が置き換えられた後のキハ58系アルプス最末期の編成です。
富士急行へ直通する“かわぐち”や小海線直通の“八ヶ岳”。更にアルプスでも松本止まりの基本編成に大糸線直通の糸魚川行きの付属編成と、時には12両にもなる長大編成の中に4つの行先があったまさに国鉄らしい多層建て気動車急行と言えるでしょう。
今回導入した編成内容はこちら。

・キハ58-400(M)
・キハ65-500
・キロ58
・キハ28-2500
・キハ58-400
・キハ65-500
・キロ58
・キハ28-2500
基本と増結の違いはキハ58-400が動力車か否かの違いだけで、車種的には2セットとも全く同じ車両が入っています。
フル編成にするにはキハ58-400が更に2両追加で必要となりますが、今回はそこまで予算が回らなかったので来月以降に持ち越しです。
富士急行のキハ58は……気が向いたら、導入します。多分。
ここからは、軽く実車の解説をしながらモデルの紹介に行きます。

まずはキハ58-400。
キハ58形は走行用エンジンを2基搭載した2エンジン車、400番台はその中でも製造当初から10両以上の長大編成に対応した区分番台として登場しています。
アルプス・八ヶ岳セットのキハ58-400はテールライトが内バメ式の前期型で、当時アルプスを担当していた松本区には前期型の車両のみ配置されていたようです。
因みに後期型の車両はテールライトが外バメ式となっていて、この作り分けは両者が入っている砂丘(国鉄色)セットで見比べる事が出来ます。
モデルとなった編成では10両編成の内、アルプス編成に合計3両、八ヶ岳編成に1両。
編成全体で4両が連結されています。

お次はキハ65-500。
キハ58系列が冷房化を進め出した頃に浮き彫りになった、編成出力と冷房用電源の確保を両立させる問題を一気に解決する為に登場した、増結用車両がキハ65形です。
特に勾配線区の多かった東海・西日本地区の急行列車に増結され、当初の目的通り500馬力の強力なエンジンと床下に搭載した冷房用発電装置で、冷房化と編成出力確保を同時に推し進めました。
アルプスへは寒冷地仕様の500番台が投入されましたが、キハ65形自体が東日本地区に投入されなかった事から主に中央線・篠ノ井線・飯田線で活躍。
先日、KATOより発売されたキハ91形をベースとしている事から、キハ58とは似たような表情ですがまた違った印象を受けます。

キハ58系列の一段上昇式窓とは異なり、上段下降・下段上昇式のユニット窓となっています。
また、キハ58系列との混結がそもそもの前提条件である為、キハ58形・キハ28形に全車備え付けられている、トイレと洗面所も省略されています。
当然ですが新製当初からキハ65形は冷房がついており、指定席連結の急行では主にキハ65形が指定席として使用される場合が多かったそうです。
モデルとなった編成ではアルプスの糸魚川編成と八ヶ岳編成に1両ずつ連結されています。

このセットの目玉である、キロ58。
急行アルプスは高尾以東の都市部では中央快速線の高速高密度ダイヤの隙間を縫うように走り、高尾以西では山岳区間の連続急勾配を駆け抜ける事から、平坦線区と同じ編成では冷房化以前から編成出力の問題に直面していました。
そこで、2等車だけでなく1等車も2エンジン車にするべく登場したのがこのキロ58形です。
実質的なアルプス専用車であり、同時にアルプス編成の一番の肝でもあります。
キハ58系と同じく水タンクを備えた屋根周り、車体の両側からでも見える床下に2基搭載されたエンジンが特徴的ですね。
モデルとなった編成では、アルプスの松本編成に2両連結されています。

最後はキハ28-2500。
キハ58形と異なり、キハ28形は走行用エンジンを1基のみ装備しています。
冷房化の際に自車を含めて3両に冷房電源を供給出来る発電装置を搭載し、発電装置を搭載出来ないキハ58形への電源供給車としての役割も担うようになりました。
2500番台は前述のキロ58を冷房化する際に、冷房電源供給車としていち早く改造された車両で、後発の冷改車と比べると床下機器に大きな違いがあります。
と言っても比較用のキハ28をまだ所持していないので、入手した際に改めて比べてみようと思います。

キハ58形とキハ28形を比べてみました。
2エンジン車のキハ58形は床下に搭載出来ない関係で水タンクが屋根上に来ているので、キハ28形に比べると屋根周りが賑やかな印象を受けます。

床下も1エンジン車と2エンジン車では違いますね。
この辺りの造形の良さは、流石TOMIXと言うべきでしょうか。
モデルとなった編成ではアルプスの松本編成に2両連結されています。
さて、このような感じで駆け足でお伝えしました。
撮影した車両の内、幌と急行の種別表示は先頭になる予定のキハ58形とキハ65形のみ取り付けています。
当区では貴重な急行型気動車ですので、色々な車両とコラボ出来そうだなと思っています。
1980年代の車両は多く所属している当区ですが、1970年代以前の車両はまだまだ数が少ないのが現状ですので……。
まずはキハ58-400を2両導入して10両化。その後に、こまがねやかわぐち等のバリエーションを広げていこうかなと思っています。
それではこの辺りで。
お付き合い頂きましてありがとうございました。











