カッパドキアの奇岩はどう見ても面白いものです。どうしたらこのような形になるのか考えれば考えるほど不思議になります。


カッパドキアの奇岩

 カッパドキアの奇岩は一カ所にあるわけではない。奇岩は何カ所にもあり、それぞれが車で10分程度離れたところに分布していた。物の本では、カッパドキア全体は、かつて火山地帯でその火山灰が大量に堆積して、水平の地層を形成したそうだ。その後、雨や川による浸食、風化などによって削られ切り刻まれて、現在のような奇岩になったと書いてある。しかし実物を見ると、その地層は海底に堆積したものではないかと思えてしまうくらい水平なのだ。ただ、岩石を分析してみて火山灰だと分かったのだろう。

目の前に広がる、ギョレメの谷底などは、かつて奇岩があったところで、今は完全に浸食されてしまった場所だろう。そして今ある奇岩も、いずれかは全て浸食されて平野になるはずだから、長い歴史の一瞬の造形美を見ていることになる。テーブル状の台地があちこちに見えるが、ここもこれから浸食され、数万年、数十万年後に奇岩になっていくはずだ。カッパドキア全域の地下には、ピンクの厚い岩石層が堆積しているようで、その上部の岩石層が浸食されてしまったところが、ローズバレーのようだ。

これらの岩石層は、テーブル状の台地の崖の断面に明瞭に見ることが出来た。

KAYA HOTEL 335号室


洞窟ホテルの廊下  洞窟ホテルの335号室
洞窟ホテルの廊下      335号室
ホテルのキブラ 引き出しの中にあるキブラの矢印
 このホテルは洞窟ホテルというのが売り物になっている。建物は岩の斜面をくりぬいて造られているので、半分洞窟で半分はそうでないようだ。ただ廊下や室内はその雰囲気を出すために、岩盤を掘り抜いたようなイメージになっている。廊下や部屋の天井をカマボコのようなアーチ構造にしてあり、部屋はそんなに広くない。壁面には厚さが18cmくらいの硬めの砂岩(人工石か?)を貼り付けてあり、その内側に電気の配線や、パイプなどを埋め込んである。机の引き出しを開けると、その底にキブラを示す矢印が貼り付けてあるのがうれしい。室内調度や、洗面所などの作りは良いので満足だった。

廊下と室内にはスチームが入っていて、とても暖かい。エアコンよりも優しい暖かさだ。

夕食後部屋に戻り、シャワーを浴び、荷物の整理などをしていると、10時に近くなっていたので、さっさと寝付いてしまったのだが、夜中に2回も起きている。


イスラム圏のホテルに泊まるのは初めてのことです。イスラムと言えば1日5回メッカに向かっての礼拝です。ですからホテルにはメッカの方向を示すキブラが示してあります。それを見るのも興味があります。