ニューブーリンホテルは市の中心部から少し離れていますが、交通の便がよいのでまあまあといったところでしょうか。受付には日本語の出来の人がいるので安心です。
全州の感想
以前、河回村、安東村、北村といった昔の韓国の伝統を残す地域を見てきた。そこには日本の昔を思い出させるものも多数あり、歴史と文化の深さを感じさせられた。全州にもそのようなものを期待していったのだが、実際は全くそのようなものはなく、様々な施設はあってもそれらは最近再建された物ばかりで、ほとんどが観光地化されていた。パンフレットやネットには「全州韓屋村」となっているが、実際は村ではなく普通の街で、そこを歩いてもどこにも歴史と文化を感じさせるものはなかったのである。
考えてみれば全州は全羅北道の道庁という大きな都市だから、そこにそのようなものを期待して行った者が悪いのかもしれない。しかし、無料バスまで走らせて外国人に何を見せ、何を訴えたいのだろうか。その意味がよく分からなかったのである。また村と命名していても、それは前述の村々とは全く違ったもので村ではなかった。
ニューブーリンホテル(ニュー富林観光ホテル)705号室の設備
ニューブーリンホテル705号室
705号室の洗面所 トイレ
清涼里の一帯はかつての赤線地帯であったという。その名残が今もあり、朝から一日中売春婦が妖しい明かりを点けて客待ちをしている。しかし、この地域は地下鉄と韓国国鉄(KORAIL)の「清涼里」駅がある交通の拠点で、大型スーパーもあるし総合病院もある。ホテルと売春街はその間にはさまれて存在しているのだ。
ホテルの受付で、チェックインをすると705号室の鍵を渡された。エレベータで7階に上がると狭く古びた廊下があり、その階には部屋が7~8つあった。鍵を開けて入ると、室内用のスリッパがあり、靴を脱いで室内に上がらなければならなかった。ドアを閉めようとしたが閉まらない。何度もやったが閉まらない。やむを得ずドアを押さえて内鍵をロックすると開かなくなった。
室内は簡素で少し湿り気を感じる。窓が一つあり観音開きの木製の戸が遮光の役目をしている。開けてみると窓枠の下側にホテルのタオルが2本きっちりとあてがってある。水が侵入するのを防止するためだろう。室内の電気は鍵に付いている板をボックスに差し込まなければ通電しない仕組みになっていた。だから昼に外出している時(鍵はフロントに預けてある)は部屋の電気は当然切れているので、冷蔵庫に何かを保存しておくことは危険だ。洗面所はベッドルーム内にあったが、その高さが65cmときわめて低く、プラスチックの水受けは黄色に変色している。何年前のものだろうか。そこにはガラスコップ2つと小さな石けんが一つ置いてあるだけで、ここに三連泊しても石けんは1つしか補充してくれなかった。シャンプー・リンス、ボディーソープといったものは何もない。風呂とトイレは同室で、不思議なことにバスタブ付きのシャワーとは別にシャワーがあった。シャワーカーテンがバスタブに付いているが、中途半端なので外に水が漏れて役に立たない。床がびっしょり濡れてしまうのだ。だから、本来あるべき足拭きマットはない。
3階から7階のボイラーは共通でその容量が小さいため、お湯をたくさん使用する時間はぬるま湯しか出てこない。夏はまだ我慢が出来るとしても冬はとんでもないことになるだろう。韓国のトイレには和式と洋式があるが、洋式の場合、便座はたいていプラスチック製だ。このホテルのトイレで用をたしたあとトイレットペーパーを取るのは至難の業だった。座ったまま右後ろに身体を思いっきりひねらないと紙が取れないのだ。
日本人は用をたしてから紙を取るが、韓国では紙を取ってから用をたす文化のようだ。以前、慶州でそれが分からなくて大変なことになったことを思い出した。
エアコンは18度、22度、24度、27度と温度を選ぶことが出来るが、どの温度を選んでも吹きだしてくる空気の温度は同じだ。
ベッドはシングルとダブルが一つずつあったが、3日間シーツの交換はなかった。クローゼットはなく壁にハンガーフックが3つあるだけ。
良いのはティッシュペーパーがあったこと、ドライヤーがあったこと、バスタオルと小タオルがあったこと、毎日ペットボトル1本の水が付いていたことだろう。
そういえば廊下の角に自由に飲める水のタンクが設置されていた。
明日は、7月22日です。今回の最後の日になります。