熱帯はスパイスの宝庫です。家庭菜園のイメージで栽培すれば、いくらでも収穫できる感じがしました。


TATA

 「タタ」と聞いて“ああ“とうなずく人は少ないだろう。タタはインド最大の財閥で様々な産業の中心を握っている。会長はタタさんでゾロアスター教徒だ。拝火教ともいいインド内部での信者は数万人しかいない。信者になるには同じ宗派同士の結婚が望ましいとされているので、独身者が多く少子高齢化が進んでいることが最大の悩みになっている。

日本で仏壇や神前に御灯明等をあげるのも起源はこのゾロアスター教にあるし、善悪2元論をもっていて最後は善が勝つと考えるので、これがキリスト教やイスラム教に大きな影響を与えてもいる。基本的にゾロアスター教は争うことを嫌う宗教なのだ。

さてタタのトラックだが、外見ですぐ分かるようになってきた。走っている路線バスも全てタタ製だが、おそらく価格が安いのだろう。デザインには余りこだわらず、実用性を追求して作られている感じがする。我々が乗っている韓国の起亜自動車のバスがかっこよく見えるのだから。それから、スリランカのバスはドアも窓も開けたまま走るのだ。

スパイスガーデン

庭のもぐら-ウィノートさん  庭のもぐら-バニラ

ガイドのウィノードさん    バニラ 


庭のもぐら-コショウ  庭のもぐら-ナツメグ

コショウ           ナツメグ

11時10分。スパイスガーデンに到着。看板にランウェリ スパイス ガーデン「RANWELI SPICE GARDEN」、住所はマータレー カウドゥペレラと書いてある。日本語でも詳しく書いてあったから、日本の観光客用にも作った施設でもあるようだ。

まず、ガイドの「ウィノードさん」によるスパイスの種類の説明。

①ウコン。ウコンはショウガの一種で、地下茎の部分を掘り出し、ゆでてから乾燥させ粉末にする。黄色い色をしていて、カレーの基礎材となっている。胃や傷の薬でもある。

②バニラ。ツル科の植物でランの一種である。花を人工交配するとインゲン豆のような細長いサヤが出来、中に一列に実を付ける。それを乾燥させ、中の実(バニラビーン)を取り出し、香料として使用する。

③カカオ。カカオは木の幹に直接花が咲き、受粉して実がなる。大きさは大人の握り拳より少し大きい程度。中には堅い実がゼリー状の物に包まれてぎっしり詰まっているので、それを取り出し乾燥させてから焙煎してチョコレートなどに加工する。

④トランブ(ハマユウ)。花が咲いたあとに実がなり、その実からクリームを作る。お坊さんが剃髪するときにそのクリームを塗ると脱毛してしまう。塗ってから15分くらいで効果が出てくる。

⑤パイナップル。野生のパイナップルはコレステロールを下げる効果がある。又、タンパク質を分解する力があるので、肉料理にも使える。

⑥アロエ。イシャイラズともいい。胃の薬や日焼け止めになる。

⑦シナモン。肉桂の木の皮で、カレーにも入れる。葉からはシナモン油が採れ、痛み止めになる。

⑧ジンジャー。ショウガは喉の痛みや強壮剤として効果がある。

⑨カルダモン。ショウガのような茎をした草であるが、根元のところから花が咲き実を結ぶ。香辛料の女王といわれ、非常に高価である。疲労回復・整腸効果・体温を下げる。

⑩コショウ。ツル科の植物。10cm程度の花茎を伸ばして花が咲き、実がなる。

⑪ナツメグ。成長した木にゴルフボールほどの実がなる。熟すると実が割れて種が取れる。種の表面に付いている赤い皮は下痢や便秘の薬になる。さらに種を割った中身がナツメグで肉の臭みを消し甘さを出してくる。

⑫クローブ。丁字のこと。樹木で年に1回花が咲く。その花の芽を収穫し粉末にして使用する。カレーの材料にし、歯磨き粉として歯を白くする作用がある。

商品の宣伝

庭のもぐら-ヤモリ  天井のヤモリ

 ガーデンの中にあずま屋が設けてあり、そこに全員が集まってスパイス製品の紹介がおこなわれた。

◎脱毛剤のトランブの実験。これを繰り返し使用すると毛の生えるのが遅くなるという。

◎次はスリランカカレーの粉末。

1)野菜カレー用・・スパイスを生のまま7種類使い、マイルドな風味にしてある。

2)肉カレー用・・・スパイス7種類を焙煎してある。カレーの風味が強く黒っぽい。

3)一般用・・・・・カレーという風味はそれほどしない。

◎スパイス紅茶の試飲。ショウガ・カルダモン・シナモン入りで甘い味がする。ノドに良さそうである。

◎養命酒。ノンアルコールで26種のスパイスを入れてある。様々な効果あり。別名アシュパガンダ・アリシュタといい、男性の強壮剤とされている。

◎その他のハーブ製品を、プリントを読んで宣伝。

◎プリント番号1番の薬用オイル・薬用ハーブ軟膏セットを何人かが試してもらう。

ふと、あずま屋の屋根裏を見ると、20cmほどの「ヤモリ」がへばりついている。農薬を使っていないことの証明でもある。12時07分に終了。

売店

 ガーデン入口に戻り売店に案内された。実はこれが本命で、商品販売が目的なのだ。だいたいの価格は1500ルピーくらいで、オイルなどは3000~10000ルピーと様々な価格のものを取りそろえてあった。日本円にしたら1000円~8000円くらいのものであろうか。スリランカにしてみればかなり高い価格なのであろう。12時20分に自家消費用としてコショウを300ルピーで買ったのは、このお店への義理でもある。

今までの商店の傾向として、衣類関係のお店は女性店員がほとんどだが、それ以外のお店は男性の店員とウェイターばかりだ。なぜレストランなどに女性が働いていないのだろう。

昼食

庭のもぐら-ジャックフルーツ  庭のもぐら-昼食

 ちょっと変わったジャックフルーツ 昼食・紅茶は美味しいです

 道を挟んだところに、スパイスガーデンと同じ経営の「ランウェリ-99 スパイスガーデン アンド レストラン」がありそこで昼食になった。

メニューは①サフラン米、②赤米、③パンの実のカリー、④ナスのカリー、⑤チキンカリー、⑥ダールというひよこ豆のカリー、⑦ジャックフルーツの煮物、⑧ゆで野菜(インゲン、ジャガイモ、ニンジン)、⑨オクラ、⑨サラダ(キャベツ、タマネギ、ピーマン、ニンジン)、⑩果物(マンゴー、バナナ、調理バナナ、パイナップル)、⑪ケーキ、⑫野菜スープ、⑬紅茶

いつも欲望を抑えているのだが、ついつい一口余分に取っている。だから全体になるとかなり多くなっていて食べ過ぎてしまうのだ。料理の味はマイルドで辛くはなく甘い感じがする。調味料も置いてないし、もっと辛いものを準備してあっても良いのではないかと思ってしまうくらいだ。1時に完食。レストランの外に出たら熱帯の暑い日差しが肌を刺してきた。レストランの前には、2種類のジャックフルーツ、バナナ、ドラゴンフルーツなどが植えられ、たくさん実をつけている。1時11分出発。



スリランカの料理にもなれてきましたが、ヤモリはどうも・・・。でも仏教国ですから生きとし生けるものの命は粗末にはしないようです。でもLTTEとは熾烈な戦争をしたのですから人間とはなんだか分かりません。