ベニスといえばゴンドラです。乗りました。そしてカンツォーネ付きです。雰囲気がとても良かったゴンドラ体験でした。
ゴンドラ
ゴンドリエーレ 橋くぐりの技 運河沿いの家
鈴木さんが「皆さん、ゴンドラは4人乗りと6人乗りがあります。このたびの旅行で、新婚さんと、結婚30周年記念の方がいらっしゃいますので、その方には4人乗りに乗っていただいて、歌声をプレゼントしたいと思います。残りの方は、くじを引いておいてもらいましたが、それに従いまして、4人乗りと6人乗りに分かれてください。」ということで、5時30分からゴンドラの周遊に出発した。ゴンドリエーレ(漕ぎ手)になるには訓練が必要で、技術を身につけても営業ライセンスが必要になるという。ライセンスには定員があり、空席が出てライセンスを取得するには100万円を払わなければならないという。またゴンドラはあの独特の形なので、注文してから5年くらいしないと手に入らないらしい。我々が乗ったゴンドラは、白と青のよこしまのシャツを着たゴンドリエーレに操られ、ジュディッカ運河沿いの船着場から、狭い運河にゴンドラを漕ぎ入れていく。運河の水はうす緑をしていて透明感はなく、ところによっては生活用水も流れ込んでいる感じがする。運河に架かる橋をたくみにくぐるゴンドリエーレ、すれ違うゴンドラを交わすゴンドリエーレその姿にはプライドを感じてしまう。
先頭のゴンドラにはカンツォーネの歌手が乗り、声高らかに歌い上げる。よくみていると、さびの部分は運河にたくさんの観光客がいるところで歌っている。運河沿いを歩いている観光客も足を止めて聞き惚れ拍手を送っていた。思わぬところでカンツォーネの生演奏を聴けてラッキーだったに違いない。運河に再び目を向けてみよう。左右の建物は5~6階のアパートで、各家は、出入り口にモーターボートをつないでいることが多い。自家用車代わりなのだろう。また、水面にはアマ藻の切れ端がいくつも浮かび、ボラの子がパンくずをつついているのもほほえましい。ベニス近海の海の自然はよく保たれている証拠だろうか。6時03分に船着場へ到着。ゴンドラを降りるときに一人1ユーロのチップを帽子へ。
ホテルへ
6時12分にサン・ザッカーリアの船着場から、チャーター船でバスの駐車場に向けて出港。西日を浴びて、名残惜しいベニスを後にして船は進んでいく。
6時34分に到着し、40分に出発。するとバスのそばを「ジョルジャさん」が歩いている。何でも、彼女はお金持ちの娘で、彼氏がいるという。
ところが今日、彼氏は歯が痛くて歯医者に行かねばならないらしい。でも歯医者に行くのが怖いので、彼女に付き添ってほしいというから、しょうがないのでこれから会うのだという。なんという意気地なしとみるか、それを理由にデートをする策士とみるか。いずれにしても、2人が結婚したらその先がどうなるかは見えているようだ。どうも昨日のベニスは雨だったらしいが、今日は晴れてよかった。
再び、“メストレ・リベルタ橋”を渡ってベニスと別れ、今日の宿泊地メストレ・マルゲラへ向かった。
ホテル オールシーズン 壁がポップなお部屋
走ること20分、7時00分ホテル“オール・シーズン”“all seasons”に到着した。ロビーにはいると、何か落ち着かない。このホテルは全体にポップな感じに色が塗られていたからだ。白を基調としてピンク、黄緑、水色、模様も円などを描いてあり、気持ちが浮かれてくる感じだ。鈴木さんがチェックインをして、部屋の鍵を渡しながら「夕食はホテルのレストランです。7時45分にエレベーター前に集合してください。」ということでまずは部屋で荷物を解き、夕食に行くことになった。ロビーだけでなく、部屋もポップな感じだ。
夕食
白ワインとペンネ イカのリング揚げ・エビのから揚げ
メニューは
①白ワイン 4分の1リットル 4ユーロ
②ペンネのトマトソース・チリ味、グリーンピースとナス
③イカのリング揚げ、エビのから揚げ、野菜サラダ(トマト、レタス、ニンジン)
④デザート(チョコレートケーキ)
ワインはやや辛口でマイルド。ペンネはチリ味が利いているものは初めてだが、これも味が変わっておいしい。それが嫌いな人は苦痛だっただろうが。イカのリング揚げなどはオリーブオイルと酢をかけて食べるのだが、テーブルの上にビンが出されていて、かける量は各自のお好みになっていた。ケーキは相変わらず甘く、飾りつけはだめだ。全体に量は少なめであったことはよい。味はなかなか良いものであった。塩味が強いのも相変わらずだ。皆さん食事中の会話が弾み明るさが倍増している。旅行団に慣れてきたことと、旅の疲れが取れてきたためであろうか。9時10分完食。
部屋
ここでも部屋番号をメモし忘れている。疲れてはいるけれど、メモ帳に今日の出来事などを書く余裕が出てきているから良しとしよう。シャワーを浴びて、ベッドにもぐりこんだのは、10時15分。明日は7時30分の出発だ。
7月21日(木)
朝食
4時20分に目が覚め、6時にモーニングコール。外は薄曇りで少し肌寒いがお天気は良さそうだ。出発の準備をして、スーツケースを廊下に出してから朝食に出かけた。朝食は6時45分からなので、さっさと作業を進めなければならない。
メニューは
①クロワッサン2つ、②キッシュ、③ソーセージ2本、④スクランブルエッグ、
⑤リコッタチーズ、⑥カマンベールチーズ、⑦パン(ハチミツ)、⑧ヨーグルト、
⑨オリーブの実(緑と黒)、⑩ハム
リコッタチーズは味がないがハチミツは濃厚でおいしい。スクランブルエッグは何も味が付いていなかった。クロワッサンはおもしろいことに中にクリームのようなものが入っていておいしい。感覚的には日本のおかずパンのようなものだが、クロワッサンでこのようなものは初めてだ。ほかのものは特に変化もないが、相変わらず塩味は強めである。
野菜などがないので、どうしても繊維が不足しがちになる。イモケンピでもあれば良かったと、このころになってやっと気が付いた。7時10分に完食。部屋に戻って歯磨きなどをしているうちに20分になったのでロビーへ下りた。
出発
バスに乗り込む時は、いつものように「マッシモ、ボンジョルノ」と馬鹿の一つ覚えで挨拶をする。7時33分、全員が集合して出発。鈴木さんが「皆さんおはようございます。今日も一日運転をしてくれるマッシモさんよろしくお願いします。皆さん忘れ物はありませんか。パスポート、携帯、充電器、メガネ、カメラ、財布、指輪、ネックレス、金銀財宝大丈夫ですか。今日はお知らせがあります。マッシモさんの運転は今日が最後です。イタリアの規則で、連続運転は7日間までと決められているので、今日が最後になるのです。
そこで、マッシモさんから、今日一日お水は無料で何本でもプレゼントしてくれるということです。ほしい方はいただいてください。」と連絡があった後に、今日の行程が話された。
車窓より
今走っているところは、イタリア北部のパダノ・ベネタ平野というイタリア最大の平野だ。その中央をポー川が流れているはずだが、そんなものが見えるはずもない。このあたりの農業は比較的大規模で、ヨーロッパ最大の米産地としても知られている。むかし「苦い米」というイタリア映画があったが、車窓から水田らしきものを見ることは全くない。耕地を見るとほとんどの畑は1枚が数ヘクタール以上ある。学校のグランドより遙かに広いのだ。しかし、ドイツなどに比べるとやはり狭い感じがするから、小規模経営なのだろう。8時13分、バスは西へ向かっている。北の方にはアルプス山脈に連なる山が見え始め、8時40分に高速を下りてベローナの町に入ってきた。途中の畑はブドウばかりだ。
ヨーロッパは労働者の労働時間にとても厳しい地域です。日本の何時間も働かせ、残業をしないと給料が低くなる国とはずいぶん違います。マッシモさんはこの日一日運転をして休暇に入らなければなりません。
もちろん移動中も数時間おきに休憩を取らないといけないのです。神風運転ではないのです。







